■「どーした」=「I LOVE YOU」

絵本作家さん

みなさん、こんにちは。編集部の天田です。
立春を迎え、暦のうえではもう春なんですね。

立春の日に発売された[月刊クーヨン]3月号の新刊コーナーでは
『どーした どーした』という絵本を紹介しています。

この絵本、文章は作家の天童荒太さんが手がけられ、絵はおなじみ荒井良二さんが担当されました。
ちょっと意外な顔あわせ、でもおふたりだからこそできた絵本です。

ストーリをちょっとご紹介。ゼンは「どーした」が口ぐせの男の子。
家族や知らないひとにも「どーした」と聞かずにはいられません。
「どーした」「どーした」と何度も聞かれると、みんな怒ってしまいます。
ある朝、ゼンは膝を抱えて座っている男に出会います。
その子の顔はハロウィンのメイクみたいに見えて……。
おせっかいボーイのゼンの「どーした」はいろんなひとを巻き込んでいくのですが……。

インタビューでとくにこころに残ったのは、天童さんが
「『どーした』=『I Love You』」とおっしゃったことです。
みんなが身近なのひとに「どーした」と声をかけたら、いまの社会も変わるかもしれませんね。
荒井さんの描くクライマックスのお祭りのようなシーンもすばらしいです!
「クーヨン」3月号とあわせて、ぜひ読んでみてください!


どーしたどーした
天童荒太/文
荒井良二/絵
集英社/刊
1,575円


[クーヨン]3月号
980円