<絵本town特集>平田景さんのデビュー作
2014/6/25 水曜日 特集・あの作家さんのデビュー作!平田景さん
ひらた・けい
『みどりがめゆうゆうのびっくりさんぽ』
志茂田景樹/文
2002年/KIBA BOOK
*現在お取り扱いできません
●デビュー作の思い出
絵を描くことを生業にしたいと思いながら、いろいろな仕事をしていました。もう、これきりにしようと入社した会社で「通勤定期券は自己購入するように」と。たまさか購入しに行った北千住駅ビルで、志茂田景樹さんが「よい子に読み聞かせ隊」でよみきかせをしているのをみたのがきっかけで、絵をみてもらい、気に入ってもらえて絵本になりました。とにかく夢中で描きました。
●作家を目指す方々への応援メッセージ
私は美大に行ったり、デザイン学校に通ったりとか、美術の専門的な勉強をしてません。絵に近いかなあってことといえば……旅行会社の添乗員をしてて、会社に提出する報告書の文が書けなくて、絵日記にしてたり……。吉本興業に転職して、銀座7丁目劇場で美術さんのお手伝いさせてもらったり、ビラ描かせてもらったり……。篠原勝之さんの書生になって、工場で溶接してたり……。こんどは『るるぶ』の編集したり……。
やっぱり絵を描かなければって、描いた絵を出版社の人や、名前を出したら売名行為になるような大作家さんにみてもらったり……。わけがわかりません。迷子ちゃんです。
だから、なんで絵描きでいられるかというと、ぜんぶ相棒の平田昌広がついててくれるからです。
●平田景さんのページ
ホームページ/おふぃすまけ http://www.office-make.com/
ツイッター/ https://twitter.com/hiratakei
『てんぐ、はなをかむ。』
平田昌広/作
国土社/刊