■『ちがうねん』史上初のW受賞!

絵本つれづれ, クレヨンハウス出版の絵本

みなさん、こんにちは。編集部の長谷川です。
東京はジメジメの梅雨ですが、
晴れ晴れするうれしいニュースが届きました!

長谷川義史さんの関西弁訳で大人気の
ちがうねん』(ジョン・クラッセン/作 長谷川義史/訳)が、
ケイト・グリーナウェイ賞(イギリスでその年に出版された絵本のなかで、
もっともすぐれた作品に与えられる賞)を受賞しました!

本作は、2013年にコールデコット賞(アメリカでその年に出版された絵本のなかで、
もっとも優れた作品に与えられる賞)も受賞していて、
ダブル受賞は史上初の快挙!!

ジョン・クラッセンさんから、喜びのコメントも届いています。
「この受賞は、ぼくにとって大きな励みとなります。本づくりはとても孤独な作業で、自分がいいと思うものをほかのひともいいと思ってくれると信じて、進めるものです。もちろん話のはじめから終わりまで、万人の好みに合うわけではありません。しかし作者は何とかその物語にふさわしいラストにできるよう努力します。読者はみんなその物語に合ったラストを見届けることで安心するのですから。

本を読んで、その話がおもしろかったかおもしろくなかったか、たのしかったかかなしかったか、だれかと話す。そして、もし自分がおもしろいと思った話を、ほかのひともおもしろいと思ってくれたなら、そこには希望があります。みなさんがこの話をおもしろいと思ってくれて、とてもうれしいです」

まちがいなくロングセラーになる1作です。まだお読みになられていない方は、この機会にぜひお手にとってご覧下さい!

●ジョン・クラッセンプロフィール
カナダ・オンタリオ州ナイアガラフォール生まれ。アニメーターとして活動の後、絵本作家に転身。Caroline stutson作『Cats’ Night Out』のイラストで、カナダ総督文学賞を受賞。はじめて文と絵を手がけた絵本『どこいったん(I WAN’T MY HAT BUCK)』(長谷川義史/訳 クレヨンハウス/刊)は2011年ニューヨーク・タイムズベストセラー、ドクタースース賞オナー賞などを受賞。続く第二作『ちがうねん(THIS IS NOT MY HAT)』が、2013年コールデコット賞、2014年ケイト・グリーナウェイ賞を受賞。ダブル受賞は史上初の快挙。2014年3月には来日し、カナダ大使館で絵本作家・長谷川義史さんと対談、クレヨンハウスで単独イベントを行なう。現在、世界でもっとも注目される絵本作家のひとり。



ちがうねん
ジョン・クラッセン/作
長谷川義史/訳
1,620円(税込)