「おおきな木」から愛について考える!
2016/4/22 金曜日 英語絵本こんにちは。ブッククラブの森です。
「子どもの本の定期便」ブッククラブ・絵本の本棚から、
4月の英語絵本「P3コース」でお届けする絵本を紹介します。
『The Giving Tree』(CD付き)
Shel Silverstein/作
HarperCollins /刊
2,916円(税込)
<翻訳版>
『おおきな木』
シェル・シルヴァスタイン/作 村上春樹/訳
あすなろ書房/刊
1296円(税込)
★何度読んでも、味わい深いお話です★
今回の絵本は、多くのひとびとに愛される
ベストセラー絵本である『おおきな木』の原書です。
登場するのは一本のおおきな木と少年。
少年が大好きな木。少年のためなら何でも力になります。
さみしいときは一緒にあそび、おなかがすいたらリンゴを与えます。
やがて少年は大人になり、木に会いに行くこともなくなり……。
成長した少年は、お金がほしい、家がほしいと木に伝え、
そのたびに木は自分の身をけずり、少年に差し出します。
それでもしあわせだと思った木。
最後の場面は、切なくもあり、愛おしくもあり。
子どもと大人とで捉え方が違うかもしれません。
昔読んだという方も、もう一度本を開いてみると、
また別の感覚が生まれるのでは……。
本当の愛情とは何か、あらためて考えさせられる一冊です。