2017/5/24 水曜日
横山 :ブッククラブ
英語絵本
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■「ふたつ」の世界が広がる3冊!
こんにちは。ブッククラブの横山です。
「子どもの本の定期便」ブッククラブ・絵本の本棚から、
5月の英語絵本コースでお届けした絵本を紹介します。
P1コース
▼英語レベル:中学1年程度(ネイティブ0 ~ 2 歳位)
『Big Bear Little Chair』
Lizi Boyd/作
Chronicle Books/刊
2,479円(税込)
★大きなクマとちいさなイス。大きなものとちいさなもの。
並べてみたら世界が広がる。★
色数を抑えたドローイングの細長い絵本。
飾っておきたくなるようなおしゃれな雰囲気ですが、
中を開けば大きいものとちいさいものを並べるだけで、
ぐんと広がる世界観に想像がふくらみます。
P2コース
▼英語レベル:中学2年程度(ネイティブ3 ~ 5歳位)
『We Found a Hat』
Jon Klassen/作
Candlewick Press/刊
2,624円(税込)
< 翻訳本>
『みつけてん』
ジョン・クラッセン/作
長谷川義史/訳
クレヨンハウス/刊
1,944円(税込)
★帽子はひとつカメは2匹。どうしても帽子がほしい1匹は……★
長谷川義史さんの関西弁での翻訳版もおなじみですが、
ぜひ原書も読んでみてください。
短いことばと独特の絵のタッチで綴られるこころの揺れ動きが
繊細に伝わってきます。
P3 コース
▼英語レベル:中学卒業程度(ネイティブ6 歳位~)
『Hello, My Name Is Octicorn』
Kevin Diller&Justin Lowe/作
Balzer & Bray/刊
2,624円(税込)
★パパはユニコーンでママはタコ。世にも珍しいオクティの自己紹介。★
世界にふたりといないオクティの両親は、
ユニコーンとタコ。どちらに行ってもなんとなく
馴染めない……。
風変わりだけど魅力的なオクティに共感できる
ひとも多いのでは?
2017/3/3 金曜日
横山 :ブッククラブ
英語絵本
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こんにちは。ブッククラブの横山です。
「子どもの本の定期便」ブッククラブ・絵本の本棚から、
2月の英語絵本コースでお届けした絵本を紹介します。
P1コース
▼英語レベル:中学1年程度(ネイティブ0 ~ 2 歳位)
★魔法の木をさわってごらん!芽吹いて花が咲いて……木の一年間を一緒に★
『Tap the Magic Tree』
Christie Matheson/作
Greenwillow Books/刊
2,333円(税込)
< 翻訳本>
『ふしぎなふしぎなまほうの木 さわってごらん』
クリスティー マシソン/作 大友剛/訳
ひさかたチャイルド/刊
1,404円(税込)
ここにあるのは魔法の木。
さわってごらん、葉っぱがつくよ!
今度はこすってごらん、花が咲いた!
読み聞かせをしてもらう子どもがページをさわって
一緒に参加できる絵本ですよ。
P2コース▼英語レベル:中学2年程度(ネイティブ3 ~ 5歳位)
★都会に暮らすネコのタクシー運転手がジャングルに観光に行きますが……★
『City Kitty Cat』
Steve Webb/文
Magali Le Huche/絵
Simon & Schuster Books/刊
2,624円(税込)
ネコのタクシー運転手は、都会の案内ならば
美術館もショッピングだってお手のもの!
ジャングルから観光にやってきたお客さんにもたのしんでもらいます。
今度は自分が観光客としてジャングルにあそびに行くことに!
P3 コース
▼英語レベル:中学卒業程度(ネイティブ6 歳位~)
★むかーしむかしから、ひとびとを夢中にさせてきたデザートとは?★
『A Fine Dessert』
Emily Jenkins/文
Sophie Blackall/絵
Schwartz & Wade Books/刊
2,624円(税込)
〈翻訳版〉
『300年まえから伝わるとびきりおいしいデザート』
エミリー・ジェンキンス/文
ソフィー・ブラッコール/絵
横山和江/訳
あすなろ書房/刊
1,728円(税込)
ホイップしたクリームとベリーでつくるデザート。
その起源は古く、300年前までさかのぼります。
それはまだ冷蔵庫も泡だて器もなかった時代。
どうやってつくっていたのか、歴史をたどってみましょう。
2017/1/30 月曜日
横山 :ブッククラブ
英語絵本
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こんにちは。ブッククラブの横山です。
「子どもの本の定期便」ブッククラブ・絵本の本棚から、
1月の英語絵本コースでお届けした絵本を紹介します。
P1コース
▼英語レベル:中学1年程度(ネイティブ0 ~ 2 歳位)
『What?』
『When?』
Leo Lionni/作
Alfred A. Knopf Books/刊
各 875円(税込)
★2ひきのねずみの「なに?」と「いつ?」★
1月のP1コースは、レオ・レオニーの作品を2冊セットで配本。
人間の身のまわりのものに、ちいさなねずみたちの視点で「なんだろう」と
問いかける『What?』と、同じシリーズの『When?』。
ちいさな子どもにもうれしい、手のひらサイズのボードブックです。
P2コース
▼英語レベル:中学2年程度(ネイティブ3 ~ 5歳位)
『Snow』
Sam Usher/作
Templar/刊
2,479円(税込)
★雪が積もったらあそびにいこう★
一面に新雪が積もった朝は、子どもにとっては特別に
胸がおどるもの。そんなワクワクした気持ちで早くあそびに
行きたい少年と、念入りに支度を整えるおじいさん。
でもおじいさんにとっても雪はやはり……。
P3 コース
▼英語レベル:中学卒業程度(ネイティブ6 歳位~)
『Over and Under the Snow』
Kate Messner/文
Christopher Silas Neal/絵
Chronicle Books/刊
2,479円(税込)
< 翻訳本>
『ゆきのうえゆきのした』
小梨直/訳
福音館書店/刊
1,512 円(税込)
★静かな雪のその下には……★
雪に閉ざされ、眠るように静かな冬の森……。
けれどもその雪の下には、春を待つ動物たちが
わたしたちの目には見えない地下の世界で、
しっかりと生活を営んでいるのです。
2017/1/11 水曜日
横山 :ブッククラブ
英語絵本
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こんにちは。ブッククラブの横山です。
「子どもの本の定期便」ブッククラブ・絵本の本棚から、
12月の英語絵本コースでお届けした絵本を紹介します。
P1コース
▼英語レベル:中学1年程度(ネイティブ0 ~ 2 歳位)
★ちいさいものは大きな存在?★
『There’s No Such Thing as Little』
LeUyen Pham /作
Alfred a Knopf Inc /刊
2,624 円(税込)
それだけを見ればちいさなひとつの灯りも、実は暗い海を照らす灯台なのかも。ちいさな雪のひとひらは、大きな結晶の一部かも。
ユニークな仕掛けで想像が広がり、ページをめくるのがたのしい1冊です。
P2コース▼英語レベル:中学2年程度(ネイティブ3 ~ 5歳位)
★さあ! 封筒を開けてカードを読んでみて★
『The Jolly Christmas Postman』
Janet & Allan Ahlberg /作
LB Kids /刊 2,624 円(税込)
〈翻訳版〉
『ゆかいなゆうびんやさんのクリスマス』
佐野洋子/訳
文化出版局/刊 1,944 円(税込)
クリスマスに郵便屋さんが配達するのは、どこかで見たようなおとぎ話の登場人物たち。
封筒の一つひとつにちゃんとその人物宛てのクリスマスカードが入っていますよ。
P3 コース
▼英語レベル:中学卒業程度(ネイティブ6 歳位~)
★雪の結晶と歩むベントレーの半生★
『Snowflake Bentley』
Martin Briggs Jacqueline / 文 Mary Azarian /絵
Houghton Mifflin /刊 2,624 円(税込)
〈翻訳版〉
『雪の写真家ベントレー』
千葉茂樹/訳
BL 出版/刊 1,512 円(税込)
まるで美術品のように美しい形をした雪の結晶。この形を残そうとしたひとがいました。
雪の結晶の写真を撮ることに挑み続けたウィルソン・アルウィン・ベントレ―の伝記絵本です。
2016/11/28 月曜日
横山 :ブッククラブ
英語絵本
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こんにちは。ブッククラブの横山です。
「子どもの本の定期便」ブッククラブ・絵本の本棚から、
11月の英語絵本コースでお届けした絵本を紹介します。
P1コース
▼英語レベル:中学1年程度(ネイティブ0 ~ 2 歳位)
★恐ろしい夜の動物たちの正体は……?★
『Night Animals』
Byron Barton/作 Greenwillow Books/刊
2,479 円(税込)
〈翻訳版〉 『ぶきみなよるのけものたち』
なかがわちひろ/訳 BL出版/刊 1,728円(税込)
夜の森で「恐ろしい夜の動物たちが来る」と
びくびくするオポッサム。スカンクやオオカミや
クマまで加わって、こわ~い動物から隠れる場所を
探しますが……。そもそも「夜の動物」って?
恐がる動物たちの仕草にもくすっとさせられます。
P2コース
▼英語レベル:中学2年程度(ネイティブ3 ~ 5歳位)
★いたずらっこのきかんしゃをつかまえて!★
『Choo Choo』
Virginia Lee Burton/作 Houghton Mifflin Company/刊
2,624円(税込)
〈翻訳版〉『いたずらきかんしゃちゅうちゅう』
むらおかはなこ/訳 福音館書店/刊 1,296円(税込)
バージニア・リー・バートンのロングセラー。
逃げ出した機関車ちゅうちゅうを追いかけて、
みんなは大わらわ!
少し文章は長めですが、ぜひチャレンジ
してみてくださいね。
P3 コース
▼英語レベル:中学卒業程度(ネイティブ6 歳位~)
★季節を感じる詩の世界を音楽と一緒に★
『A Celebration of the Seasons』 CD付き
Jessixa Bagley/作 Cuento de Luz SL/刊
2,624 円(税込)
マーガレット・ワイズ・ブラウンの未発表の詩に、
12人のイラストレーターがそれぞれ絵を寄せました。
さらにそれらを歌にした音楽CD付き。
どれもおやすみなさいの時間にぴったりな作品です。
2016/10/14 金曜日
横山 :ブッククラブ
英語絵本
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こんにちは。ブッククラブの横山です。
「子どもの本の定期便」ブッククラブ・絵本の本棚から、
10月の英語絵本コースでお届けした絵本を紹介します。
P1コース
▼英語レベル:中学1年程度(ネイティブ0 ~ 2 歳位)
『Leaf Man』
Lois Ehlert/作
Harcourt Children’s Books/刊
2,624 円(税込)
★落ち葉でできたおじさんはどこへ行く?★
紅葉した落ち葉をコラージュした「Leaf Man」は
いつも風まかせ。
秋が深まるこの季節に読みたい、詩的な一冊です。
「いちょう」や「もみじ」など身近な木の葉が
英語で登場するのも新鮮ですね。
P2コース
▼英語レベル:中学2年程度(ネイティブ3 ~ 5歳位)
『Wolfie the Bunny』
Ame Dyckman/文
Zachariah Ohora/絵
Little, Brown Books/刊
2,624 円(税込)
★バニー一家のかわいい息子はオオカミ!★
「この子かわいい!」とかぞくに迎えられたのはオオカミのあかちゃん。
すくすく育つ弟を「いつかわたしたちを食べちゃうんだから」と警戒するおねえさんウサギですが……。
テンポよく進むチャーミングなストーリー。読後はあたたかい気持ちにさせられます。
P3 コース
▼英語レベル:中学卒業程度(ネイティブ6 歳位~)
『The Wonderful Fluffy Little Squishy』
Beatrice Alemagna/作
Enchanted Lion Books/刊
2,770 円(税込)
★プレゼントは「ふわふわでやわらかい」ものを★
おかあさんの誕生日に、ふわふわでやわらかいものを
プレゼントしようと決めたエディス。
町中を駆けまわり、ひとびととのやりとりをヒントにプレゼントを
探し出すのはまるで宝探しのよう!
鮮やかな色合いと美しい町の風景にページをめくるのがたのしくなり、
プレゼントにもぴったりな絵本です。
2016/9/14 水曜日
横山 :ブッククラブ
英語絵本
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こんにちは。ブッククラブの横山です。
「子どもの本の定期便」ブッククラブ・絵本の本棚から、
9月の英語絵本コースでお届けした絵本を紹介します。
P1コース
▼英語レベル:中学1年程度(ネイティブ0 ~ 2 歳位)
『My House』
Byron Barton/作
Greenwillow Books/刊
2,479 円(税込)
★ネコと一緒におうち訪問★
英語絵本を読むのははじめて、という方でも安心の一冊。
「これは〇〇です」という
くり返しの文章でネコが紹介するのは、彼のすまい。
ビビットな色合いでちいさなお子さんから
一緒にたのしめます。
P2コース
▼英語レベル:中学2年程度(ネイティブ3 ~ 5歳位)
『Are We There Yet?』
Dan Santat/作
Little, Brown Books/刊
2,624 円(税込)
★「まだ着かないの?」なんて言っていたら★
でかけるのはたのしいけれど、目的地に着くまでの
長時間のドライブはとにかく退屈!
でも窓の外を見たら、いつの間にか時代がどんどん
逆まわり! ついには恐竜時代に!?
コミカルな表現と大迫力な画面にワクワクさせられます。
P3 コース
▼英語レベル:中学卒業程度(ネイティブ6 歳位~)
『Boats for Papa』
Jessixa Bagley/作
Cuento de Luz SL/刊
2,624 円(税込)
<翻訳版>
『だいすきなパパへ』
あすなろ書房/刊
1,512 円(税込)
★おとうさんのために流したボートは……★
バックレイはおかあさんと二人ぐらし。
しかしおとうさんが恋しくなって、手づくりの
ボートをおとうさんに宛てて海に流します。
寂しさを抱えながらも日々を前向きに、
そしてお互いを慈しみながら過ごす母子の姿が、
印象的な海辺を舞台に描かれています。
2016/8/18 木曜日
横山 :ブッククラブ
英語絵本
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こんにちは。ブッククラブの横山です。
「子どもの本の定期便」ブッククラブ・絵本の本棚から、
8月の英語絵本コースでお届けした絵本を紹介します。
P1コース
▼ネイティブ0 ~ 2 歳位/中学1年程度
『This is not a Picture Book!』
Sergio Ruzzier /作
Chronicle Books /刊
2,479 円(税込)
★絵のない本は、やっぱりイヤ?★
文字だけの本は読みたくなくて、せっかく手に入れた本を
「絵はどこ!?」なんて一度は放り出してしまった主人公。
思い直して読んでみても、むずかしくて読めるか不安。
でもほら、知ってることばも見つかった!
きっと誰もが感じたことのある読書のステップアップが、
ほんわりとかわいらしく描かれています。
ネイティブ▼3 ~ 5歳位/中学2年程度
『Black Cat, White Cat』
Silvia Borando /作
Candlewick Press /刊
2,041 円(税込)
★昼の黒ネコと夜の白ネコが出会ったら★
しっぽの先までまっくろな黒ネコは昼間が好き、
どこもまっしろな白ネコは夜が好き。
お互いにいつも行動している昼間や夜の世界は
知ってるけれど、もう一方の世界は知らない……。
まるで型で抜いたように2ひきのネコがデザイン
されていて、黒と白だけのシンプルな表現がすてきです。
P3 コース▼ネイティブ6 歳位~/中学卒業程度
『Lucy’s Light』
Margarita del Mazo /文
Silvia Alvarez /絵
Cuento de Luz SL /刊
2,479 円(税込)
★森の中で光を放つホタルたちの世界★
ページを開けば広がる何とも幻想的な世界。
深い森に住むホタルたちの物語です。
幼いルーシーは、はじめて夜の森に飛び立ちますが、
そのちいさな光は夜空に輝く月の光の前では
かき消されてしまいそう。
読み応えのある1冊です。
2016/7/22 金曜日
横山 :ブッククラブ
英語絵本
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こんにちは。ブッククラブの横山です。
「子どもの本の定期便」ブッククラブ・絵本の本棚から、
7月の英語絵本コースでお届けした絵本を紹介します。
P1コース
▼ネイティブ0 ~ 2 歳くらい/中学1年程度
『Fish Jam』
Kylie Howarth/作
Little Bee Books Inc/刊
2,479円(税込)
★うたったら「しずかに!」なんて言わないで★
スキャット(ジャズの歌唱法)が大好きで、「スクーバ、ドウーバ、
ディドウリー、ドウー」といつもうたっている魚。
けれども海の仲間たちには、そのたびに「シー!」と
たしなめられてしまいます。
けれども魚の音楽仲間は思わぬところに!
涼しげな水中の世界は、いまの季節にピッタリです。
P2コース
▼ネイティブ3~ 5歳くらい/中学2年程度
『The Bear and the Piano』
David Litchfield /作
Clarion Books/刊
2,479円(税込)
★くまとピアノのすてきな出会いは……★
森の中でピアノを見つけたくまは、
何度もそこを訪れ、いつしかすばらしい演奏をするように。
偶然居合わせた人間により都会でピアニストとして成功する
くまですが、やはり森がなつかしくなり……。
ファンタスティックな美しい絵とやさしいストーリーで、
絵本好きな大人の方にもおすすめです。
P3 コース
▼ネイティブ6 歳くらい~/中学卒業程度
『Fish Is Fish』
Leo Lionni/作
Alfred a Knopf Inc/刊
2,479円(税込)
<翻訳版>
『さかなはさかな』
谷川俊太郎/訳
好学社/刊
1,572 円(税込)
★さかなが想像する陸の世界は?★
翻訳版もよく知られているレオ・レオニの作品。
さかなとオタマジャクシは大の仲よし。水の中でいつも一緒です。
しかしオタマジャクシは成長してカエルになり、やがては陸の世界へ……。
カエルの話だけを聞いて、さかなが想像した鳥や人間の姿はなんとも
笑いを誘います。
2匹のユーモラスな会話をぜひ英語でたのしんで。
2016/6/27 月曜日
高橋 :ブッククラブ
英語絵本
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こんにちは。ブッククラブの高橋です。
「子どもの本の定期便」ブッククラブ・絵本の本棚から、
英語絵本P2コースで6月にお届けする絵本をご紹介します。
★紙の上に広がる無限の世界★
『Book』
David Miles/文
Natalie Hoopes/絵
Familius/刊
2,479円(税込)
本とは、白い紙に黒い文字が書かれているだけのもの。
ボタンもなければ、ボーナスポイントもつかず、音もない。
こんな書き出しではじまる本書。
はたして、本当にそうなのでしょうか。
主人公の少年と一緒に本の世界をのぞいてみましょう。
まず降り立ったのは、空中に浮かぶ町。
頂上にそびえる塔の上でひとつの鍵を手渡され、冒険へと送り出されます。
架空の生きものたち、はるかかなたの星、荒廃した世界を旅したあと
ちいさな明かりに導かれ、とうとうひとつの扉にたどり着きます。
もらった鍵でその扉を開けると……。
作者のDavid Milesさんが記した本の定義に
画家のNatalie Hoopesさんが美しい絵と豊かなイメージを加え
本がもつ可能性を存分に見せてくれています。
本は文字が書かれているだけの紙にすぎないけれど
そこには無限の世界が広がっています。
読者が自由にイメージをふくらますことができる、
これこそが、本の醍醐味といえるのではないでしょうか。
長雨ででかけるのがおっくうな日は
本を広げて自由に外の世界へでかけてみませんか。