■「20人の作家 笑ってる顔・泣いてる顔」原画展はじまりました!

イベント, クレヨンハウス出版の絵本 No Comments

こんにちは。編集部の滝西です。
絵本『わらってる わらってる』『ないてる ないてる』の原画展が、
クレヨンハウス東京店ではじまりました!

1階の子どもの本売り場と、レストランへ続く階段脇(左右両面)で開催中です。
こちらのみなさんの原画を展示しています(50音順)

あべ弘士さん 飯野和好さん 井上洋介さん 内田麟太郎さん
岡田よしたかさん おくはらゆめさん 落合恵子 工藤ノリコさん
五味太郎さん さいとうしのぶさん 杉浦範茂さん 高畠那生さん
谷川俊太郎さん tupera tuperaさん とよたかずひこさん
長野ヒデ子さん 西村繁男さん 長谷川義史さん
バーサンスレン・ボロルマーさん 山本孝さん




飾り方が少しずつ違うのは、それぞれ「描いている紙の大きさ」が 違うため。
絵そのものは20×20センチがほとんどですが、実は見 えない余白が
違っているのです。
特徴的なのは、とよたかずひこさんと長谷川義史さん。

とよたさんは「色指定」という方法で絵を描かれているため、原画のかたちが
ほかの方とかなり異なっています。
「みなさんに見てもらいやすくしたい」と、とよたさんご自身が額装してくださいました。

長谷川さんは、なんと原画をかなり大きく描いてくださいました。
本にするときは、縮小をしてほかの方と同じ大きさになるようにしています。

表紙も含めて42枚の原画は、見応え充分。
ぜひ、時間をつくって見にきてくださいね!
8月17日(日)まで開催しています。



わらってる わらってる
クレヨンハウス/刊
定価:1,296円(税込)



ないてる ないてる
クレヨンハウス/刊
定価:1,296円(税込)

<絵本town特集> ねじめ正一さんのデビュー作

特集・あの作家さんのデビュー作! No Comments

ねじめ正一さん
ねじめ・しょういち


『あーちゃんちはパンやさん』
「こどものとも」1986年1月号 → 2007年/福音館書店
*現在お取り扱いできません

デビュー作の思い出
デビュー作は1986年、井上洋介さんと組んだ『あーちゃんちはパンやさん』です。
ロケットパンとか、いろいろなパンを作ったのが楽しかったです。井上洋介さんと浅草に取材に出かけて、私の生まれ育った中央線沿線高円寺とは違う浅草の商店街に感動したことを覚えています。

●作家をめざすひとへのメッセージ
絵本や児童文学は時間をかけてもいいから、納得のいくものを作ったほうがいいと思います。そういう意味でははじめて出会った絵本作家・井上洋介さんのように自分の描きたいものがいつもたくさんあって、大先輩なのにいつも心がワクワクしている姿勢には頭が下がります。

ねじめ正一さんのページ
フェイスブック https://ja-jp.facebook.com/nejisyo

ねじめ正一さんの最新刊

猫の恋
田島征三/絵
芸術新聞社/刊


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<絵本town特集> 酒井駒子さんのデビュー作

特集・あの作家さんのデビュー作! No Comments

酒井駒子さん
さかい・こまこ


『リコちゃんのおうち』
1998年/偕成社

デビュー作の思い出
やっとお話のラフが通ったのに、なかなか絵が描けなくて、すごく焦ったことが思い出されます。描き上げられた時は、ほっとしました。

●作家をめざすひとへのメッセージ
描いても描いても、うまくいかなくても、やっていくと、フッとできる時があります。

酒井駒子さんのページ
sk-yorukuma@a07.itscom.netへ空メールを送ると、メールマガジンが配信されます。

酒井駒子さんの最新刊


しろうさぎとりんごの木
石井睦美/作
文渓堂/刊


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<絵本town特集>近藤薫美子さんのデビュー作

絵本つれづれ No Comments

近藤薫美子さん
こんどう・くみこ


『とかげのテン』
「おはなしチャイルド」1988年9月号(162号) → 1989年/ひさかたチャイルド
*現在お取り扱いできません

●デビュー作の思い出
当時は虫や爬虫類など題材(主人公)にした絵本はダメと言われ続け、このとかげの話も、最初、耳をつけてネズミにしたら?とか言われ、そこまでして出さなくてもいいとひらきなおった時、ちがう出版社(ひさかたチャイルド)から出すことが決まりました。絵をもって、売り込みにまわっている時、言われたのが「実績がない」……。どんな大御所も、すごい作家も、必ず最初の1冊はあったはず、と、くやし涙を出しました。

●作家をめざすひとへのメッセージ
自分の感性と合う編集者と出会うこと、その出会いのために、たくさんの努力をしてください。万人に好かれる作品より、たったひとりの編集者に「ほれこまれる」自分の誇れる作品書こうとがんばってください。

近藤薫美子さんの最新刊

むしホテルへようこそ
きねかわいつか/文
BL出版/刊


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■さるくんのおうちはどこ? 『バナナをもって』登場!

クレヨンハウス出版の新刊, 絵本作家さん, クレヨンハウス出版の絵本 No Comments

こんにちは。編集部の滝西です。
今週末はクレヨンハウス「夏の学校」が開催ですね。
その「夏の学校」で講師を務めてくださる浦中こういちさんの初の絵本が、
クレヨンハウスから登場です!

バナナをもって』 浦中こういち/作

バナナを持った男の子が行きたいのは、さるくんのおうち。
「ここかな?」と思ったおうちのドアをたたいてみますが……

「ここかな ここかな さるくんのおうち」とくり返しがたのしい一冊。
子どもたちと一緒に、ドアをノックしているつもりでたのしんでみてください。

作者の浦中こういちさんは、三重県在住のあそび作家・イラストレーター。
紙皿をくるっとまわして絵を変える「紙皿シアター」が大人気です。

『バナナをもって』も、もとは紙皿シアターのお話のひとつ。
「ここは誰のおうちかな?」紙皿をくるっとまわして絵を変えると、
「さるくんのおうちでした!」全国どこの子どもたちも夢中になるお話を、
あらためて描き下ろしてもらったのがこの絵本です。
ぜひ、おうちで、園で、読んでくださいね!


バナナをもって
浦中こういち/作
クレヨンハウス/刊
1,000円(税込)
クレヨンハウスにて発売中!
全国書店では8月5日(火)より発売予定。

■村上しいこさん&田中六大さんサイン本そろってます!

絵本作家さん, イベント No Comments

こんにちは、子どもの本売り場の大井です。

夏休みに入って、店頭でも小学生の姿が目立ちます。
7月の「子どもの本の学校」では、そんな子どもたちに
夏休みの読書にもおすすめしたい、人気の「日曜日」シリーズの作者、
村上しいこさん田中六大さんのおふたりをお迎えしました。
少し遅くなりましたが、そのご報告を。

こちらは講演前のすてきな笑顔のツーショット。

講演でも、村上さんは東京で初公演とのことで、
「なるべく上品に、関西弁が出ないようにお話します」と
皆さんの笑いをとって会場を和ませ、終始リードしてくださいました。

田中さんはこの日のために、肩まであったという髪を切ってくださった(!)
という、爽やかないでたち。
とても緊張して講演に臨んでくださったとのことでしたが
参加者の皆さんにおみやげにと、手づくりの冊子をご準備くださったり、
口数少ないながら、そのひとことがとてもおもしろかったりと、
やわらかな物腰の中に不思議な魅力を感じたお客様も多かったようです。

一冊一冊、「自分もたのしんでおもしろいものをつくる」
という自負をもってつくられていると感じたお話でした。
毎月スタッフで行っている新刊会議でも、毎月のように新しい作品が出ている
精力的にたくさんの本を出されているおふたりですが、
人気の秘密をほんの少し見せていただいたように思いました。

おふたりには、それぞれいろんなイラスト入りのサイン本をつくっていただきました。

この夏休みにぜひ、読んでみてくださいね。

次回は8月16日、アーサー・ビナードさん「日本の夏のなぞなぞ」です。
どうぞおたのしみに!

<絵本town特集> 田中清代さんのデビュー作

特集・あの作家さんのデビュー作! No Comments

田中清代さん
たなか・きよ

『みずたまのチワワ』
井上荒野/文
「こどものとも」1997年8月号/福音館書店
*現在お取り扱いできません

デビュー作の思い出
ラフの全体の描き直しが5回以上ありました。描き直すごとに絵柄まで変えていくような、根本的なやり直しでした。作者の井上荒野さんもラフづくりの途中で構成を変えるなど、一緒につくらせてもらっているな、という感覚を持つ事ができました。原画ができあがって、打ち合わせの部屋の壁に一同に掲示し、最終チェックをした時には気持ちが上がって、とてもドキドキしました。編集者も時に厳しく、妥協のない本作りを教えてもらったなと思います。

●作家をめざすひとへのメッセージ
あきらめないで続けて下さい! 私も、休み休みやっています。

田中清代さんのページ
ホームページ http://www.oyikakanat.com

田中清代さんの最新刊


みつけたよさわったよにわのむし
澤口たまみ/文
福音館書店/刊


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<絵本town特集> 広瀬克也さんのデビュー作

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広瀬克也さん
ひろせ・かつや

『おとうさんびっくり』
1992年/絵本館
*現在お取り扱いできません

デビュー作の思い出
出来上がってから売り込みにまわった出版社は全滅でした。そこで当時あった 「クレヨンハウス絵本大賞」に応募してみたところ、優秀賞をいただきました。 本当にうれしかった事を憶えています。 入選作品がお店に展示されて、お客さんがダミーを手にとってくすっと笑っているのを見た時 「お、やったな!」と思いました。 そして審査委員のひとりであった絵本館の編集長に「うちから出そう」と言っていただけ、 1992年に出版されました。

●作家をめざすひとへのメッセージ
自分が見たい、読みたいと思う作品をまるごと1冊作ってみることだと思います。

広瀬克也さんの最新刊


妖怪交通安全
絵本館/刊


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<絵本town特集>はやしますみさんのデビュー作

特集・あの作家さんのデビュー作! No Comments

はやしますみさん
はやし・ますみ

『とんとんとんだれですか』
2012年/岩崎書店

デビュー作の思い出
『とんとんとんだれですか』はジャズライブ用に描いた8場面の絵が元になっています。 ラフ持ち込み時に軽い気持ちで絵の見本に入れたのがデビュー作になりました。 思い入れのあるお話ではなく、あっけらかんと作ったほうを受け入れられたのが意外で、自分の思いにこだわりすぎて視野を狭くしちゃいけないのかもなあと思いました。 絵本づくりに入ると8場面のアイデアだけでは内容も薄くて、もういちど編集者さんとじっくり膨らませて絵本に育てる作業に1年近くかかりました。 アイデアひとつから気持ちを乗せて形にしていくプロの世界は妥協がなく、刺激的で幸せな時間でした。

●作家をめざすひとへのメッセージ
へこたれないって大事だなと思います。
すごい作家さんの作品に感動して自分の才能のなさを目の当たりにしてもへこたれない。 私なんか迷惑なんじゃ……とつまらないこと考えそうになってもへこたれない。 ラフの修正がいっぱいあっても「良くなるため!」とへこたれない。逆に楽しむ。
へこたれる気持ちを吹っ飛ばせるのは、いっぱい描くことなんだって思っています。

はやしますみさんのページ
ブログ http://mifun.exblog.jp
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フェイスブック https://www.facebook.com/masumi.hayashi.568

はやしますみさんの最新刊


ねーねーのしっぽ
イーストプレス/刊


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<絵本town特集>こみねゆらさんのデビュー作

特集・あの作家さんのデビュー作! No Comments

こみねゆらさん
こみね・ゆら

『Les deux Soeurs』(ふたりの姉妹)
Koza Belleli(コーザ・ベレリ)/文
1992年/ipomee-albin michel (フランス)
*現在お取り扱いできません

デビュー作の思い出
フランスに住んでいた頃、初めての絵本を出版することができました。
何もかもが新鮮で、絵本作りの難しささえ、うれしかった。その時に出来るすべてを注いで描いたデビュー作は、残念ながら絶版ですが、大切な思い出の絵本です。

●作家をめざすひとへのメッセージ
自分らしい見方、感じ方をいつも大切に、好きなことにはとにかく一生懸命な姿勢で取り組めば、きっと何かが見えてくるでしょう。一冊の本、長い時間の中の一連の本たち、どちらも大切に育てていけたらいいですね。

こみねゆらさんのページ
ブログ http://blog.livedoor.jp/yuralila-omb/
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こみねゆらさんの最新刊


ミシンのうた
講談社/刊


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