みんな違って、みんなおいしい!
2007/11/3 土曜日 英語絵本最近、仕事がら洋書絵本を読む機会が増えました。
とはいえ、「英語大好き!」とはとても言い難いわたくし。
洋書絵本を手にすると、自然と絵をたのしむことになります。
もうちょっとさあ、読めないとまずいんじゃないのォ? と思いつつ、
これって子どもたちの絵本のたのしみ方だよなあ、と少しうれしかったりして。
そんなことを考えながら、ふと自宅の本棚から取り出した絵本を、
きょうはご紹介したくなりました。
『YOKO』というタイトルのこの絵本、実は何年か前の誕生日に、子どもの本売り場ス
タッフのみんなが選んでくれた一冊です。
『YOKO』 ROSEMARY WELLS/作 HYPERION/刊 2,048円 |
もらったとき、「カワイイ!」と歓声をあげました。
だって、見てくださいこの表紙。
千代紙が使われていて、赤・紫・黄色という色合わせも好みでした。
しかも見返しは……一面のお寿司!
この絵本、マルチカルチャーのお話なんです。
日本からやって来たネコのYOKOちゃん、
お弁当にお寿司を持っていきますが、
学校の友だちに、「なにそれ、オエ~」なんて具合にからかわれてしまいます。
それを見た先生が、知恵をしぼって考えたのが、「インターナショナルフードデイ」。お家からそれぞれの郷土料理を持ち寄って、パーティーをしようという趣向です。
そうしてお寿司のおいしさもわかってもらえて、よかったね、YOKOちゃん!という内容(だと思います)。
「みんな違って、みんないい」のこころが、いいでしょう?
調べてみると、YOKOちゃんのお話は何冊かシリーズで出ていました。
YOKOちゃんが折り紙をしている表紙の『YOKO’s Paper cranes』も、読んでみようと思います。
『YOKO’s Paper cranes』 ROSEMARY WELLS/作 HYPERION/刊 2,184円 |