寒い夜にオススメの絵本

クレヨンハウス出版の新刊

[月刊クーヨン]絵本新刊ページ担当の揚石です。

毎月、続々、おもしろい新刊が登場していますが……
その中から、『トントンドア』をご紹介したいと思います。
文は、山崎ゆかりさん、絵は、荒井良二さんです。

トントンドア トントンドア
山崎ゆかり/文 荒井良二/絵
偕成社/刊
1,575円

窓辺でぼんやりまどろんでいると……トントンとドアをノックする音。
さて、誰が入ってきたかと思うと、かわいい音楽隊。
それからそれから、いろんな動物や、電車や山や、海まで……!

この絵本には、なんと!CDが付いています。
まず、絵本を広げると、荒井良二さんのすてきな絵の世界が広がります。
それからCD の音楽をかけると、部屋中にさらにその世界が広がっていくのです。

色彩と音とが、混ざり合って、なんともいい感じです。

頭がぱつんぱつんになっているときに、この絵本に出会ったのですが、
音楽グループ空気公団の山崎ゆかりさんのほんわかした歌声に、
イライラしていた気持ちもクールダウン。
音がこころに作用する力って、大きいですね~。

疲れている大人にもオススメ。
子どもには、寝る前のおふとんの中で読んで、そして聞かせてあげたい。
冬の夜に、そっとこころをあっためてくれる絵本です。