■汽車は走るよ、夢の中へ……。
2013/9/13 金曜日
高橋 :ブッククラブ
英語絵本
こんにちは。ブッククラブの高橋です。
「子どもの本の定期便」ブッククラブ・絵本の本棚から
英語絵本「P2コース」9月のご本を紹介します。
今月お届けするのは、『Steam Train, Dream Train』です。
秋の夜長にオススメな“おやすみなさい”の絵本です。
★動物の乗務員たちと、夜の蒸気機関車へ★
◆『Steam Train, Dream Train』
Sherri Duskey/文
Tom Lichtenheld/絵
Chronicle Books/刊
1,870円(税込)
<翻訳版>
『よるのきかんしゃ、ゆめのきしゃ』
福本友美子/訳
ひさかたチャイルド/刊
1,365円(税込)
夜の闇を抜けて、シュッポシュッポと蒸気機関車が現れました。
駅で待ちかまえていたのは、動物の乗務員たち。
機関車が停まるやいなや、積荷をつみはじめます。
コンテナ車には、ブロックやプラモデル。
屋根のない貨車には、砂場用の砂。
タンク車には、色とりどりの絵の具。
冷蔵車には、巨大なアイスクリーム。
積荷をすべてつみ終えると、機関車は出発。
乗務員の動物たちも眠りにつきます。
次に停まるのは、また明日…。
乗りもの好きな子どもの、一夜の夢物語を描いたような本作は
ニューヨークタイムズ・ベストセラーリストで、
堂々の第1位を獲得しています。
韻をふんだ文章は、耳に心地よく、
読んでいるうちに、しぜんとまどろんでしまいそう。
夢の中に登場するのは、やっぱり蒸気機関車かな?! |