■穴堀り犬と芸達者ワニ、一緒に住むならどっち?

英語絵本

こんにちは、ブッククラブの早崎です。

「子どもの本の定期便」ブッククラブ・絵本の本棚から
11月の英語絵本「P1コース」と「P3コース」のご紹介です。

まずは「P1コース」。

◆『See Me Dig
Paul Meisel/作
Holiday House/刊
2,048円(税込)

★穴掘りで見つけたのは宝もの? それとも……。★

穴掘りが大好きな犬たちは、ところかまわず掘りまくります。
ある日、掘ることに熱中するあまり、野原を穴だらけにして、
ほかの動物たちの怒りをかい、追い出されてしまいます。

ダメと言われても止められないのが犬の習性?
「ここ掘れワンワン」と言わんばかりに場所を変えて掘っていたところ、
土の中から鍵付きの不思議な箱を発見します。
力づくで箱を開けたら、たいへん! 
海賊の亡霊たちが飛び出てきて……。

どの犬も得意げな表情を浮かべ、前足でカリカリと掘る姿は愛らしく、
犬好きはもちろんそうでないひとにもたまらないはず。
実は物語の主人公は作者の愛犬をモデルにしているそうですよ。

そして「P3コース」。

◆『The House on East 88th Street
Bernard Waber/作
Hmh Books/刊
2,321円(税込)

翻訳版:『ワニのライルがやってきた
小杉佐恵子/訳
大日本図書/刊
1,529円(税込)

★50年以上読み継がれている、知るひとぞ知るロングセラー★

東88番街の家に越してきた一家と、
その家に置き去りにされていたワニの出会いの物語です。

ワニの名前はライルといい、芸当ができるばかりか、
やさしくて気立てのよいワニでした。
そうじから小鳥の餌やり(!!)まで、
手伝いもすすんでするライルは、またたく間に一家に溶け込み、
かぞくの一員として愛されるようになります。
おまけに、街でも評判を呼び人気者となったライル。

そんな折、ライルの評判を聞きつけた元飼い主が、
ライルに興行させようと引き取りにきます。
泣く泣く別れるライルとプリムさん一家。
芸をして世界各地をまわるライルに、はたしてしあわせは?

感動のクライマックスは読んでのおたのしみです!