イタリアの絵本と子どもの本

絵本つれづれ

イタリア文化会館で開催中の展示「イタリアの絵本と子どもの本」を見てきました。
イタリアの作家による絵本・子どもの本の新作約250冊がそろうとのことで、
あわよくば、翻訳出版したい本に出会えたりして……の期待で、
はりきって初日に行ってみました。

出版社ごとの展示は、一冊ずつ手に取りやすく、
日本語のタイトルと簡単な説明がついていて、じっくり読むことができました。
展示本のリストをもらえるのもスバラシイ!

なんというか、こうしてほかの国の絵本を見るとあらためて思うのですが、
子どもの本には、その国の状況や世界情勢が表れますよね。

今回見た中には、ステップファミリーがテーマの本や、
フリーダ・カーロ、イサドラ・ダンカンなどの
「herstory」を描いた本があったのも印象的でした。

フランクフルトのブックフェアでもそうでしたが、
戦争を描いた絵本も目にとまります。
「過去の戦争」を伝えるものではなく、
「いまの戦争」を描いたものが新たに生まれざるを得ないこと、
大人として、とても責任を感じます。

今夜はJohn&Yokoの「Happy Xmas (War Is Over)」を聴こうかなと。   

「イタリアの絵本と子どもの本」展は、
12月26日(水)までイタリア文化会館(九段下)にて開催中。
クレヨンハウスから地下鉄で10分くらいですので、
ご興味のある方は、ご来店のおついでに。

●「イタリアの絵本と子どもの本」展http://www.iictokyo.esteri.it/IIC_Tokyo/webform/SchedaEvento.aspx?id=237&citta=Tokyo