■2013年のクリスマス、大事なひとと読んでほしい!
2013/12/16 月曜日
早崎 :ブッククラブ
英語絵本
こんにちは、ブッククラブの早崎です。
「子どもの本の定期便」ブッククラブ・絵本の本棚から
12月の英語絵本「P1コース」と「P3コース」のご紹介です。
まずは「P1コース」。
◆『How Do Dinosaurs Say Merry Chrisrmas?』
Jane Yolen/文
Mark Teague/絵
Blue Sky Press/刊
2,321円(税込)
★クリスマスの前夜、あなたならどう過ごす?★
人間の子どもを恐竜に見立てた人気のシリーズです。
クリスマスの前夜、恐竜はプレゼントを盗み見せず素直に寝るのかな?
こっそりのぞいたり、包みを破いて開けたりしないかな?
ツリーの飾りを取ったり、ツリーを乱暴にゆすったり、
サンタ用のクッキーを食べてしまったりは?
いや、そんなことするはずない! だって恐竜は……。
さて、みなさんはこの問いかけに何と答えますか?
クリスマスをこころ待ちにする子どもたちからは、
たのしい答えがたくさん期待できそうですね。
ステゴザウルスをはじめとする総勢10頭の恐竜たち、
友だちや家族、そして自分と似た性格の恐竜にニヤリとさせられます。
恐竜たちのいたずらっぷりが、わが子と重なって見えるご両親も多いはず。
そして「P3コース」。
◆『The Year of the Perfect Christmas Tree』
Gloria McLendon Houston/文
Barbara Cooney/絵
Dial Books/刊
2,321円(税込)
翻訳版:『おもいでのクリスマスツリー』
よしだしんいち/訳
ほるぷ出版/刊
1,575円(税込)
★実在するちいさな村をモデルにしたクリスマス物語★
実在する村のクリスマスツリーにまつわる、
こころあたたまるクリスマス物語です。
物語の舞台は第1次世界大戦が終わる年の、米国アパラチア地方。
主人公のルシーの住む村では、古くからの風習で、
教会のクリスマスツリーは持ちまわりで寄付することになっています。
ルシーの家が当番となった年の春、父親はルシーと山へ行き、
ツリーにふさわしい木を1本選ぶと、まもなく戦地に出兵します。
戦争が終わり、木を切り出す時期が訪れても戻らない父親に代わって、
母親はルシーと一緒に木を運び出すため雪深い山に入ります。
父親の安否がわからないまま、クリスマス当日を迎え……。
クリスマスと戦争、相反するふたつを叙情的に描いた絵からは、
そこに生きるひとびとの息づかいまでもが不思議と伝わってきます。
大切なだれかと一緒に読んでほしい一冊です。
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