■ニュートラルな子ども目線に戻れます!
2014/1/28 火曜日
早崎 :ブッククラブ
英語絵本
こんにちは、ブッククラブの早崎です。
「子どもの本の定期便」ブッククラブ・絵本の本棚から
1月の英語絵本「P1コース」と「P3コース」のご紹介です。
まずは「P1コース」。
◆『I Know a Lot of Things』
Ann Rand/文
Paul Rand/絵
Chronicle Books/刊
2,321円(税込)
★“知る”ことのよろこびがたくさん詰まった絵本★
作者のポール・ランドはアメリカを代表するグラフィックデザイナーです。
娘に贈る絵本として妻のアンとともに制作した本書は、
ポールのポップで視覚的な絵と、アンのあたたかみのある文が、
みごとに調和した傑作です。
ぼくはたくさんのことを知っているよ。
鏡に映っているのは自分だということを、
アリがイチゴのように大きなものを運べることも。
世界が大きいことや宇宙が広いことだって知っている。
でもぼくがいまよりもっと大きくなったら……。
大人にとっては当たり前のことも、幼い子どもにとっては発見の連続です。
知ることのよろこびと誇りに満ちた子どものいきいきした姿が浮かびます。
大人も、ときどき子ども目線でものごとを見つめることで、
いまよりもっと希望に満ちた日々を送れるかもしれませんね。
そして「P3コース」。
◆『The Museum』
Susan Verde/文
Peter H.Reynolds/絵
ABRAMS/刊
2,321円(税込)
★芸術をこころとからだで味わう★
ひとりでふらりと美術館にやってきた女の子。
渦巻く抽象画を見てぐるぐるとまわりたくなったり、
悲しみの表情を浮かべる人物画と一緒に悲しんだり、
くだものの静物画に空腹を感じたりと、
女の子は自由に感じたままに絵画をたのしみます。
そして、まっ白なキャンバスも目を閉じれば、
まるで魔法のようにたくさんの色があふれ出てきて……。
女の子のくるくる変わる表情が何とも愛らしいです。
芸術に触れながら自分の内面とも対話する……
そんな時間をもつことも大切ですね。
本書の中では、ドガやゴッホをはじめとする名画が
ところどころに登場します。ぜひ探してみてくださいね。
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