ブッククラブ 1月の洋書絵本
2008/1/18 金曜日 英語絵本「子どもの本の定期便」 ブッククラブ・絵本の本棚から
1月の洋書コースのご紹介です。
新年さいしょの洋書ということで、よみごたえのある3冊が選ばれました!
わたしも今年こそはもうすこし英語ができるようになるといいなぁと
決意新たに、絵本をめくっています。
P1コース:もし『もしもねずみにクッキーをあげると』シリーズが1冊にまとまったら……、という夢が実現!
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『If You Give a Mouse a Cookie』はロングセラーになって子どもたちに読み継がれています。 本書は同タイトルとその続編If You…シリーズ3冊とで、合計4冊分まるまる入ったうえ、 それぞれに登場するおやつのレシピと8曲の歌、9つの「おたのしみ」に、CDまでついた豪華版です。 ふとしたことで、ネズミに(ブタに/ヘラジカに)おかしをあげたら……。 子どもの大好きなファンタジーが描かれています。 | |
P2コース:プロヴェンセンの名作
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農場の1年を描いたAlice & Martin Provensenの『The Year at Maple Hill Farm』。自然を見直した70年代の香りがします。 時代を経ても残り、新しい読者を得ている本にはそのワケがあると納得する1冊です。 | |
P2コース:D.フリーマンの名作
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時代を経ても残り、新しい読者を得ている本にはそのワケがあると納得する1冊です。 コーデュロイは1968年生まれのクマ。本書が初出のオリジナルですが、78年に亡くなった原作者のあとも別の作家たちが新作を描き継いでいる「現役」でもあります。 「かわいらしさ」の元型のようなものを、このクマが体現しています。 無垢さ、不完全さ、楽天的さなどを合わせ持ったコーデュロイのことを、つい抱きしめたくなってしまいます。 | |
P3コース:アリス・ウォーカーから「世界中の孫たち」への贈り物
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「戦争はなぜいつも(地球全体にとって)悪い選択なのか」という疑問がそのままタイトルで、その答えの数々が本の内容です。 美しく、かけがえのない日々の生活や、人類の築いてきたものの大切さが、絵と言葉でうたわれます。 それらが冒されるのが戦争。一瞬にしてか、じわじわとか。 どちらでもいいことはひとつだってなかったし、これからもない。 平和で淡々とした日常は平面で、戦争が襲うと立体的コラージュになるイラストは鮮やかです。 |
今回のP3コース『Why War Is Never a Good Idea』は、
「LOVE&PEACE」を願いつづけるクレヨンハウスらしい選書になりました。
「戦争はなぜいつも悪い選択なのか」
―みなさんにもぜひ考えてもらいたいテーマです。