23人の絵本作家たちから、未来のアーティストたちへのおくりもの

英語絵本, クレヨンハウス出版の新刊

今回はあたらしい洋書絵本の中から、とびきり豪華な1冊をご紹介します。

『ARTIST to artist:23 Major Illustrators Talk to Children about Their Art』
Philomel/刊
3,780円(税込)

この本は、アメリカにあるエリック・カール絵本美術館に作品が所蔵されている
23人の絵本作家たちが、彼ら自身のことや、彼らのアートについて、
子どもたちに向けて語るという、いままでありそうでなかった内容です。

作家は、安野光雅、レオ・レオニ(Leo Lionni)、クエンティン・ブレイク(Quentin Blake)、トミー・デ・パオラ(Tomie dePaola)、オールズバーグ(Chris Van Allsburg)、エリック・カール(Eric Carle)・・・などそうそうたる面々。

さらに23人それぞれの作家による自画像のページが折込みになっており、
それを開くと作家たちの仕事場やデッサン、子どもの頃に描いた絵、初期の作品などの写真が。

ロバート・サブダ(Robert Sabuda)の自画像はポップアップのロケットに自身が乗っているものだったり、
センダック(Maurice Sendak)の場合はあの「かいじゅうたち」と自身が一緒にいる絵だったりと、どのページも作家の個性が輝いています!

英語の文章ですが、子どもたちに向けて語るという設定で、
難しい単語はあまりないようです。
英語も絵本も勉強中!の私には一石二鳥!

絵本作家たちによる未来のアーティストたちへのあたたかいメッセージを、
また、すばらしい自画像を、ぜひゆっくりと堪能してみてください!