■個性が光る主人公といえば……?
2014/3/24 月曜日
高橋 :ブッククラブ
英語絵本
こんにちは。ブッククラブの高橋です。
「子どもの本の定期便」ブッククラブ・絵本の本棚から、
英語絵本コースで3月にお届けする絵本を紹介します。
このところ、庭先の花や、道ゆくひとの服装、
目にとび込んでくる色彩が増えて、気分もあがりますね。
今月お届けする絵本も、カラフルですよ!
★個性ってなんだろう?★
◆『Elmer』
David McKee/作
HarperCollins/刊
2,295円+税
<翻訳版>
『ぞうのエルマー』
きたむらさとし/訳
BL出版/刊
1,200円+税
灰色のぞうの群れの中で、
1頭のカラフルなパッチワーク柄のぞうがいます。
それが、エルマー。
にぎやかなのは、外見だけではありません。
ゆかいなことを思いついては、いつも周りを笑わせている明るい性格。
でも、じつは、自分の外見にコンプレックスをもっているエルマー。
とうとう、ある日、群れを抜け出すと
木の実の汁をからだ中に塗りたくり、
全身灰色の姿になって戻ってきました。
念願のぞう色に変身したエルマー。
さぁ、これで悩みは解消したのでしょうか?
日本でも人気の『ぞうのエルマー』。
一度は読まれたことのあるひとも多いのでは?
知っているお話だと、英語版も親しみやすいですよね。
逆に、知っているお話だからこそ
新しい発見があったり、もう一度考えてみるきっかけになるかもしれません。
個性って何なんでしょうか?
コンプレックスだった外見が、
気がついたら、周りからマネされる称賛の的に変わっていたエルマー。
これって、エルマーの陽気で明るい性格が、
周りから見て魅力的だったからに、ほかなりません。
魅力的な内面をともなってはじめて、
ひととはちがうスタイルは、“個性”として尊重されるのかもしれませんね。
あなたは、“個性”みがいてますか?
|