<絵本town特集>とよたかずひこさんのデビュー作

特集・あの作家さんのデビュー作!

とよたかずひこさん
とよた・かずひこ

『ぼくはやっぱりとりなんだ』
1983年/講談社

●デビュー作の思い出
今から見ると、タイトルからして、かなり観念的な作品。
処女作にその作家の魂が宿るといわれるが、作品の中にある時間の流れは、そうかもしれない。
これを商品として採用してくれた編集者に感謝。

作家を目指す方々への応援メッセージ
音楽やスポーツの世界とは違って、絵や文の世界はじっくりと「時」を経てからでも充分間に合う。
早くから個性、個性とあせらぬ方がいい。
誰に向けて自分は書いているのかをはっきりさせれば、自ずと今まで生きてきた「時」は財産になっているはず。
子どもへの作品はテクニックだけでは通用しない。
そこに作家自身の世界が表出していないと、なかなか受け入れてもらえないものだ。
あせらず、今の仕込みの時期を満喫してほしい。

●とよたかずひこさんの最新刊

とまとさんがね‥
童心社/刊

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