<絵本town特集>あまんきみこさんのデビュー作

特集・あの作家さんのデビュー作!

あまんきみこさん
あまん・きみこ


『車のいろは空のいろ 白いぼうし』

1968年/ポプラ社

●デビュー作の思い出
この中で最初に書いたのは「くましんし」です。こたたん山の開発で住む場所がなくなった熊たちの思いを書きました。童話雑誌「びわの実学校」に投稿し、思いがけなく挿絵がついて掲載されていた時の驚きと喜びは、つい昨日のようです。その時から2年余りの投稿で、空色のタクシーにいろいろなお客が乗り、街がひろがりました。うまれたての1冊を抱いた日、あまりに有難いことで一睡もできませんでした。

作家を目指す方々への応援メッセージ
書いたり消したりしていると、発見する世界があり、それを見つけた喜びが書く楽しさでしょうね。そのわくわく、どきどきをだいじにして書きつづけることで、その人の道がひらける……どうも、そう思われてなりません。つまづいても、おきてくださいね(躓きの石は、起き上がりの石)。


あまんきみこさんの最新刊

こぐまのくうちゃん
黒井健/絵
童心社/刊

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