<絵本town特集>菊池日出夫さんのデビュー作
2014/6/26 木曜日 特集・あの作家さんのデビュー作!菊池日出夫さん
きくち・ひでお
『やまばと』
1981年/童心社 → 1994年/のらっこ社
●デビュー作の思い出
独学でもあり、最初で最後の絵本になるかも知れない。ストーリーも絵本の展開も見通しも立たずに、少年の頃の体験を基にして、ペットの命を失う悲しみを、命の不思議さ、命の大切さをなんとか形にしたいと、一枚絵を描いては、先のストーリーを考えて、一歩進み、また次の絵を描く。独自の技法を発見して、闇の中を進むように描いた。
●作家を目指す方々への応援メッセージ
若い絵本作家の人や目指している人を何人も知っています。皆、才能もあり、実力もあり、時代の空気感やキラメキも感じられて、僕もしっかりしないとイケナイナと感じます。展開がオモシロクテ、とんでもない終わり方をする絵本とか、ホッとした気分にさせてもらえる絵本とか、色々と物語が楽しい絵本を読んでみたいです。
『江戸っ子さんきちと子トキ』
福音館書店/刊