もう一度、ゴッホに出会う。

絵本つれづれ, クレヨンハウス出版の新刊

こんにちは! 編集部の揚石です。

きょうは最近のおすすめをご紹介したいと思います。

わたしがゴッホの絵と出会ったのは小学生のとき。
分厚く塗られた絵の具と情熱的な筆の動きが印象的で、
「絵」を越えて、ゴッホのひととなりが気になったことを覚えています。

3月に発売された、いせひでこさんの絵本『にいさん』は、
画家ゴッホと弟テオの物語です。
「変わり者」で世間から冷ややかな目で見られていた不遇のゴッホを、
最期まで支え続けたのがテオでした。

この絵本は、ふたりの間にある深い絆を描き出しています。
ゴッホとテオが“生きていた”ぬくもりが、なぜかとても身近に感じられ、
思わず涙がにじみました。

もう一度ゴッホの絵に出会いたくなるような、そんな絵本です。

にいさん
  『にいさん』
  いせひでこ/著
  偕成社/刊
  1.575円(税込)

ちなみに、原画展もあるそうですよ。

いせひでこが魂をこめて描く ゴッホとテオの物語
『にいさん』出版記念原画展
2008年4月30日(水)~5月6日(火・振)
場所:丸善丸の内本店ギャラリー
9:00~21:00(※最終日は16時閉場)

トーク&サイン会
5月3日(土・祝)
トークショー14:00~
サイン会14:30~

↓丸善のサイトです。
http://www.maruzen.co.jp/Blog/Blog/maruzen02/P/2366.aspx