あの「マックス」再登場!?
2008/5/8 木曜日 英語絵本「子どもの本の定期便」 ブッククラブ・絵本の本棚から
5月の洋書コースのご紹介です。
P1コース: 『かいじゅうたちのいるところ』の、マックスが再登場!? Bears ◇Ruth Krauss/文 Maurice Sendak/絵 ◇HarperCollins/刊 ◇1,890 円(税込) |
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『The Carrot Seed』などで有名なRuth Kraussが、Phyllis Rowandの絵で1948年に出版したものを、『かいじゅうたちのいるところ』のモーリス・センダックが、新たに絵をつけました。 使われているのは、たった27語。2ページに1句程度の文章で、各句の最後の語はstairs、chairs、hairsなど、”bears”と韻を踏みます。 物語はナンセンス流―これは音読で楽しむのが一番。主人公はクマたちですが、狂言回しの少年は……、もしかしたら『かいじゅうたちのいるところ』のマックス!? |
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これぞ声に出してたのしんでほしい絵本!
「Bears, Bears, Bears,・・・」「On the stairs」ではじまるこの本は、
最初から最後までみごとに韻をふんでいるのです。
「Under chairs」!「Washing hairs」!!
声を大きくちいさく、高く低くして、リズムにのって読んでいるうちに、
いつのまにか文をおぼえてしまいそう。
クマだらけの世界のなかでおいかけっこをする少年と犬の様子がユーモラスでほほえましいです。