■子どもの本の学校」12月は鈴木まもるさんでした!

絵本作家さん, イベント

こんにちは。編集部の天田です。
去る12月6日土曜日の「子どもの本の学校」のご報告です。
講師は、絵本作家で鳥の巣研究家の鈴木まもるさん。ご講演のテーマは「絵本と鳥の巣の不思議」でした。

子どもの頃からみんなと同じことをするのが苦手だったと言う鈴木さん。学校の先生に「あ」を書きなさい、と言われたときに書いたのは、横に長〜い「あ」、次に書いたのは縦に長〜い「あ」、お次は立体的な「あ」。話しながらホワイトボードに絵を描き、ときにダジャレを交えながらのご講演はなんともたのしい雰囲気です。

鈴木さんが伊豆のご自宅から持参された、鳥の絵が描かれた大きなトランク。中身がずっと気になっていましたが、蓋が開かれると……なんと中から鳥の巣が! メジロやウグイス、ヒヨドリ……身近な鳥たちが子育てをする巣は、かたちも使っている材料も本当に多様で、見ていて飽きることがありません。きょうだいで参加してくれた男の子たちが鈴木さんから巣を託されて、会場のみなさんに巣を見せてまわってくれました。

持参してくださった巣は、どれも小鳥たちが巣立ったあとの古巣。親鳥たちが卵を守り、かいがいしくヒナたちの面倒をみたであろうその巣は、なんとも魅力的。鈴木さんはが鳥の巣に見せられたのも、親子をつなぐ絵本と同じような温かさを感じたからだそうです。
1時間半では足らないほど充実したお話に、参加者のみなさんも思わず「続きを聞きたい!」。鈴木さん、ありがとうございました! 少し先ですが2015年3月3日発売の「クーヨン」4月号でこのご講演のもようをお伝えします。たのしみにしていてください。

最後におまけを。ご講演の翌日に偶然、鈴木さんご自宅近くに行く予定がありました。そこで……鳥の巣いっぱいのアトリエにおじゃまさせていただきました! 興奮でちょっとぶれ気味の写真ですが、国内はもとより世界各地で鈴木さんがあつめてきた鳥の巣、壮観です!
鈴木さんとお連れ合いの竹下文子さんコンビの絵本に登場する、ショベルカーや宅配便のクルマも見つけました。もちろん鈴木さんのお手製ですよ。


鈴木さんアトリエ鳥の巣


お手製ミニカー


鈴木さんアトリエ

鈴木さんのお話をもっと聞きたい、聞いてみたいという方はこちらの鈴木さんのホームページに情報があります。ご覧になってみてください!

http://www.i-younet.ne.jp/~basaract/info_1.html