ブッククラブ6月の洋書は、シロクマのクヌート!
2008/6/20 金曜日 英語絵本「パパとたのしむ絵本」フェアも終了し、
きょうからまた、絵本ブログ通常営業(?)です。
夏休みに向けて、新着絵本や情報をいろいろご紹介していきますね。
「子どもの本の定期便」ブッククラブ・絵本の本棚から6月の洋書コースのご紹介です。
梅雨……というとなんとなくゆううつな印象ですが、
おうちでじっくり本が読めると思えば、たのしいですよね。
子どもの頃も、この時期は読書の時間が増えたような気がします。
P1コース:森で頭を冷やす……。 ソフィーの知恵をみんなにも! |
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子どもも「かんしゃく」を起こします。そのこころの平静を取り戻すには、「頭を冷やす」のが一番。本書では主人公のソフィーが遊んでいたぬいぐるみを、妹が横取りしてけんかになり、怒りに火がつきます。怒りで文字通り「赤」くなって家を飛び出しますが、「緑」の森や「青」い海や風に癒されていきます。それがぺージごとの色の変化で、一目瞭然です。 言葉(翻訳)をあまり介さずに、英語の初級者もすじを理解しやすいでしょう。 | |
P2コース:ドイツの動物園の人気者は、シロクマの赤ちゃんクヌート
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動物のあかちゃんはみんなかわいいものですが、このノンフィクションの主人公は格別。息が止まりそうなくらい愛らしい、ドイツの動物園生まれの人気者・シロクマのクヌートです。 2006年12月5日生まれのクヌートは、母クマが育児放棄したために、飼育係によって育てられました。その育つ過程が数多くの写真とテキストでつづられています。 飼育係のトーマスさんとクヌートの愛の記録にも見えて、トーマスさんがうらやましくなります。 |
今月のP2(じっくりコース)は、あの「クヌート」の絵本です。
しかも著者はなんと当時8歳の女の子!!
ブッククラブのメンバーも思わず歓声をあげてしまうほどかわいらしい写真のおかげで、英語アレルギーも治ってしまいそう?
巻末には、いまシロクマが置かれている、きびしい自然環境についても解説があります。
温暖化について、自分に何ができるか……考えさせられます。
「わたしたちにできること」という手引きもついていて、
「自転車と徒歩のすすめ」など、すぐに実行にうつせるアイデアも。
きょうからやろう! という気になります。