■「いけないアリ」の大冒険!

英語絵本

こんにちは、ブッククラブの横山です。
「子どもの本の定期便」ブッククラブ・絵本の本棚から、
7月の英語絵本「P3コース」でお届けした絵本を紹介します。

◆『Two Bad Ants
Chris Van Allsburg/作
Houghton Mifflin/刊
2,770円(税込)

<翻訳版>
2ひきのいけないアリ
村上春樹/訳
あすなろ書房/刊
1,512円(税込)

★誘惑にかられたアリの冒険につぐ冒険の果ては……?★

夏休み目前、今回は気持ちがワクワクするこの季節にピッタリの
スリリングな2匹のアリの絵本を紹介します。

女王アリに甘く美しいクリスタルを運ぶため、採取に向かうアリたち。
つらく険しい道のりの果てに辿り着いた先は、よく見るとキッチンのよう……。
そう、アリたちの言うクリスタルとは砂糖のことだったのです。
アリにとっては巨大な砂糖壺から、せっせとクリスタルを運び出すアリたち、
しかし甘い砂糖にどっぷりと浸かって出てこないアリがいます。
砂糖壺の中で悠々とくらしていけると目論んでいた2匹のアリを、
上空から巨大な銀色のシャベルが襲います!!

人間から見れば、なんてことないものだとしても、
アリのサイズから見てみれば、大迫力。
次々と困難に見舞われるアリたちの冒険をどうぞ見届けてください。

翻訳版は、村上春樹さんが訳を担当しています。
オールズバーグの作品は、映画も有名な『急行「北極号」』をはじめ、
何冊も訳されていますので、原書とあわせて、その違いをおたのしみください。
お話も長めでスリリングな冒険話は小学生にもおすすめです。