■4つの単語でできた絵本!?

英語絵本

こんにちは、ブッククラブの横山です。
「子どもの本の定期便」ブッククラブ・絵本の本棚から、
10月の英語絵本「P1コース」でお届けした絵本を紹介します。

◆『Orange Pear Apple Bear
Emily Gravett/作
Simon & Schuster/刊
1,895 円(税込)

★オレンジと洋ナシとリンゴと……くま?★

くだもののおいしい季節になりましたね!
欧米の絵本には、よく洋ナシが登場しますが、
日本のしゃきしゃきした梨とは違ったおいしさや
ユーモラスな形もたのしいもの。

さて、洋ナシ・オレンジ・リンゴといったくだものと並ぶのは、くま。
どうしてくま? それは単語をみれば一目瞭然。
「Pear」と「Bear」は、響きがそっくりな単語なのです。
実はこの絵本に登場するのは、「Orange」「Pear」「Apple」「Bear」
の4つの単語だけ。
たったそれだけですが、順番を変えてことばを組み合わせるだけで
場面がどんどん展開していきます。

オレンジと洋ナシとリンゴとくまが、
オレンジ色の洋ナシや、リンゴみたいなくまにもなってしまう。
英語絵本ならではのうたうような響きを、ぜひたのしんでみてください。

それにしても、このしあわせそうなくまの表情!
描かれたのは以前もブッククラブのP1コースでお届けした『Matilda’s Cat』作者。
あちらに登場するのはネコと女の子ですが、
どちらもこころがほわっとあたたかくなるやさしさと、ちょっととぼけた魅力で
いっぱいの絵本です。