ブッククラブ9月の洋書は「Blue」です。

英語絵本

「子どもの本の定期便」 ブッククラブ・絵本の本棚から
9月の洋書「P2:じっくりコース」と「P3:どきどきコース」のご紹介です。


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P2じっくりコース:『そらいろのたね』って、The Blue Seedっていうんだ

The Blue Seed
◇Rieko Nakagawa/文 Yuriko Omura/絵
◇Mia Lynn Perry/英訳
◇2,415 円(税込)

  日本語版:『そらいろのたね』
  ◇中川李枝子/文 大村百合子/絵
  ◇福音館書店/刊 ◇840円(税込)

おなじみの『そらいろのたね』の、CD付き英語版。
どこの国の話でもありそうで、どこの国のでもない。
ちょこっと『ぐりとぐら』が登場するので、日本かな??

分け合うことのうれしさや、何かを育てる大切さなど、テーマは普遍的です。
空色とはいえ、ただの種。
「おもちゃの飛行機とどっちがほしい?」と聞かれたら、
おもちゃに手が伸びるところだけれど、
種から「大きな家」が育つかもしれないとしたら? 
絵には描かれていない「そらいろのたね」って、どんな形?
想像力をかきたてられます。

 
日本の絵本の英語版って、ちょっとめずらしいですよね。
CD付きなので英語初心者にはうれしい1冊です。

朗読の速さは、“普通”と“ゆっくり”の2種が収録されています。
CDを聴いたあと、声に出してリズムをたのしむことができたら、
絵本のたのしみ方がぐーんと広がります!

このシリーズはほかに『ぐりとぐら』、『きんぎょがにげた』、
『いないいないばあ』などなど、ロングセラー絵本がそろっています。 
クレヨンハウス東京店にて販売していますので、ぜひご来店ください。

  *お電話でのお問い合わせは、
  クレヨンハウス東京店 TEL03-3406-6492 までお願いします。

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P3どきどきコース: 青い鳥が絵描きのもとに舞い降りてはじまる、しあわせ探し

How To Paint the Portrait of a Bird
◇Jacques Prevert/文
Mordicai Gerstein/絵
Henry Holt & Co/刊
◇2,142 円(税込)

作者は、フランスの往年の名画「天井桟敷の人々」の脚本家であり、著名な詩人。
その作をコルデコット大賞受賞者のGesteinが、英訳しイラストをつけました。

『ある鳥の肖像画の描き方』は、実用書かと思わせて、
実は絵描きとその部屋に舞い降りた「青い鳥」の物語です。

絵描きは鳥かごを描いて、「青い鳥」が入るのを辛抱強く待つ。
でも入ったとたん、今度はなぜかかごの檻を消していく……。
芸術とは、しあわせとは? 示唆に富む一冊です。

 
詩の世界観を崩すことなく描かれたやわらかい色調のイラストが、
よりいっそう詩の世界へと引き込みます。

簡潔な詩の中に隠されたメッセージを読み解きながら、
じっくりと味わいたい絵本です。