かがく絵本っておもしろい!

イベント

こんにちは、大阪店の上田です。

大阪店では、10/13(月・祝)まで「かがくのとも」フェアを開催しています。
「子どもが好奇心をかきたてられるような科学書を」という思いのもと、
世界初の月刊科学絵本として刊行された福音館書店の「かがくのとも」は、
来年4月でなんと40周年!

工夫するおもしろさを伝えるものや、生きものの不思議にせまるものなど、
1冊1テーマで、不思議が起こる過程をたのしく丁寧に説明してくれています。
今回は、その中から3冊ご紹介いたします。

しっぽのはたらき 『しっぽのはたらき』
川田健/文
薮内正幸/絵
今泉吉典/監修
福音館書店/刊
880円(税込)

この絵本は、記念すべき「かがくのとも」第1号の作品です。
人間になくて、動物にあるもの……
と言われていちばんに思いつくのは、「しっぽ」ですよね。
実はこの「しっぽ」、動物によってまるで違ういろんな役割を果たしているのです。

犬はうれしいときにはしっぽをふり、怖いときには後ろ足の間に入れてしまいます。
こうして自分の気持ちを表します。
ウシのしっぽは、ハエたたきの役割を。
リスは、枝から落ちないようにしっぽをふってバランスをとるなど、
それぞれのしっぽの役割に、思わず「なるほど!」と、うなってしまいます。

ちのはなし 『ちのはなし』
堀内誠一/文と絵
福音館書店/刊
880円(税込)

けがをすると赤い血が出ます。
血が出るのは、血の通っている管が破けてしまうから。
血の中には、酸素をからだに運んでくれるものや、
バイキンをやっつけるために、たたかってくれるもの、
流れる血を固めてかさぶたをつくってくれるものが入っていて、
わたしたちのからだの中で活躍してくれています。
「どうして血が出るんだろう?」という疑問にしっかり答えてくれる絵本です。
人間のからだって、不思議でおもしろい!

かみひこうき 『かみひこうき』
小林実/文
林明子/絵
福音館書店/刊
880円(税込)

こちらは、なんと林明子さんのデビュー作。
『はじめてのおつかい』など、数々の人気絵本を描かれている林明子さんは、
1973年、かがくのともでデビューされました。
(同じ年、五味太郎さんもかがくのとも『みち』というタイトルでデビューされているんです。記念すべき年ですね!)

この絵本は、読んだらすぐに、かみひこうきをつくって飛ばしたくなりますよ。
折り方を変えてみたり、翼の先を切ってみたり。
かみひこうきって、工夫次第でいろんな飛び方をするんです。

折り紙を用意して、ぜひやってみてください。
さあ、あなたもかみひこうきのパイロットになりましょう!

期間中は、大阪店の階段のところに、
「かがくのとも」約40年の歴史を紹介したパネルを展示しています。
大パネルで迫力満点!!
目を通せば「かがくのとも」の全貌がわかるようになっています。

かがく絵本は、大人が読んでもおもしろく、
「そういうことだったのかー」と、
いままで当たり前と思っていた現象のなぞ解きをしてくれたり、
子どもたちの「なぜ?」の質問にわかりやすく答えてくれるものなどがたくさんあります。
ときには、生きる勇気をもらうことも。

この機会に「かがくのとも」に限らず、
みんなで考え、実践し、発見することのできるいろんなかがく絵本に出会ってください。
ご来店お待ちしています。