すっかりタヌキです。

絵本つれづれ

タヌキにとりつかれています。
夏休みをいただいて、愛媛に住む祖母を訪ねてからです。

祖母宅のそばに伝説のタヌキがいます。名前は喜佐衛門(きざえもん)。讃岐のタヌキと化けくらべをしたとか、いろいろな話が残っていて、けっこうおもしろいタヌキです。

『おしいれのぼうけん』(童心社)の作者・古田足日さんが、このタヌキのことをよくご存知で(古田さんは愛媛県出身)、以前、取材で伺ったとき、喜佐衛門バナシでもりあがり、いつか喜佐衛門のお話を書きたいとも。(以来、ひそかにたのしみに待っています!)

四国はなぜだかタヌキ伝説が多く、すっかりタヌキ気分、というわけです。
「たぬき饅頭」など食べながら、ハッと気づけば、手にしていたのは長新太さんの『はんぶんタヌキ』。
ゾウさんに化けてもロケットに化けても、いつも下半分がタヌキのまま、というこのタヌキ。しかしきょうは、やけにかわいくみえるなあ……。このしっぽ、たまらんなあ……。
やばいやばい。タヌキに化かされてるのか、長さんに化かされてるのか……?
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『はんぶんタヌキ』(・・現在入荷未定です)
長新太/作 こぐま社/刊 1,365円