ブッククラブ10月の洋書はハロウィンにもおすすめ!

英語絵本

「子どもの本の定期便」 ブッククラブ・絵本の本棚から
10月の洋書「P1:ようこそコース」と「P2:じっくりコース」と「P3:どきどきコース」のご紹介です。

詳細説明へ P1:ようこそコース
★かわいすぎ!
ガイコツ少女が謎説くミステリー★

『Skelly the Skeleton Girl』
◇Jimmy Pickering/作
Simon&Schuster/刊
◇1,624 円(税込)

ハロウィンの基調色、黒とオレンジとそれにマッチする紫という配色と、
スタイリッシュなレタリングが、視覚に刺激的。
ガイコツ一家の少女を主人公にした、ある「骨」をめぐるミステリーです。

出演は「洋物お化け」の定番たち。舞台は墓場だったり、化け物屋敷だったり。
ところが、そんな設定とは裏腹な、かわいらしさがあふれます。
英文も2ページにつき1行と少ないので、ぜんぜん怖くない!
 
幼児にも、英語初心者にも魅力の1冊です。

探偵さながらに骨の持ち主を探し歩くガイコツ少女のケリー。
その好奇心旺盛な姿からは目が離せません!
モンスター、クモ男、オバケなどサブキャラにも注目です。

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P2:じっくりコース
★クレヨンハウス企画展の第1弾、
M.W.ブラウンとV.L.バートンの「対決」★

『Mike Mulligan And His Steam Shovel』
◇Virginia Lee Burton/作
Houghton Mifflin/刊
◇1,250 円(税込)
*ペーパーバッグとCDのセットです

詳細説明へ 『Little Fur Family』
◇Margaret Wise Brown/文
Garth Williams/絵
HarperCollins/刊
◇875 円(税込)
ブラウン作は、もこもこ毛皮にくるまれて、
森の木のほこらに棲むという、不思議さ漂う動物一家の物語です。
リズミカルで端正な文体が語るナンセンスと、
レトロでいてモダンな色合いの挿絵が相乗効果を生みました。

バートン作は、擬人化した蒸気シャベル・カーとその操縦士の生涯を描いたものですが、
働き者で仲のよい、まるで夫婦の物語のよう。
新式に追われる旧式シャベル・カーと操縦士のがんばりと、
それがむくわれる話は人生のエールです。

11月よりクレヨンハウス東京店では洋書企画「VSシリーズ」がスタートします。
その記念すべき第1弾が、今回のP2コースの作者でもある
M.W.ブラウンとV.L.バートン。
20年以上も読み継がれ、いまもなお子どものこころをとらえて離さない両作家の絵本は必見です。

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P3:どきどきコース
★一緒に踊ろうよ。
ダンスは、人生を楽しむこと!★
『Harriet Dancing』
◇Ruth Symes/文
Croline Jayne Church/絵
Scholastic/刊
◇2,124 円(税込)

ハリネズミのハリエットの日課は、親友のところへ行って一緒にあそぶこと。
ある日、チョウチョの一群に会い、その舞に魅了されます。
ハリエットも見よう見まねでおどって、最高の気分に。

ところが、チョウチョたちは彼女を拒絶します。
「ダンス」とは人生をたのしむってこと?
ダンスはたくさんでおどるほうがいいかも?
チョウチョは、なぜハリエットとおどるのがイヤだったの?
 
答えを探すうちに、こころの扉が開いてくる……。

ハリエットの一喜一憂する姿がとても愛らしいです。
画面いっぱいにたのしくおどるハリエットたちを見ているだけで、
自然とこころがワクワクと弾んできて、たのしい気分になります♪