ブッククラブ5月の洋書は、「ふたりの絵本」!
2009/5/29 金曜日 英語絵本「子どもの本の定期便」ブッククラブ・絵本の本棚から、
5月の洋書「P1:ようこそコース」と「P3:どきどきコース」のご紹介です。
★ 『がまくんとかえるくん』に匹敵する新コンビ、しゃれた会話で生きた「英会話」を★
P1:ようこそコース
『Dog And Bear』 翻訳版『いぬとくま いつもふたりは』 |
仲良しコンビの“いぬ”と“くま”が繰り広げる
ユーモアたっぷりのエピソードが3話収録されています。
ほとんどがふたりの会話なので英文も読みやすく、
日常でも使えることばがたくさん出てきます。
直感型で、ちょっと自己チュウの“いぬ”と、
思考型で、気配りができる“くま”。
対照的でありながらも、息の合ったやりとりが格別です。
甘いだけではない、アートの香りも漂う本書は、
大人のおめがねにもかなう一冊です。
★「だれのでもない犬」と「だれかを愛したい少女」が出会うまで★
P3:どきどきコース 『The Dog Who Belonged to No One』 |
タイトルを直訳すると「だれにも属さない犬」。
それは自由なはずなのに、犬とひとは、一緒にいたい関係があるようです。
まるで大雨に運命の糸をたぐり寄せられたように、
それぞれ別の道を歩いていた子犬と少女の人生が、
ある嵐の日にぴったり重なります。
アメリカの西部開拓時代の風景と、セピアがかった水彩画の色合い、
そして端正な文が、この出会いの物語を感動的に盛り上げます。