6月、みずみずしい木々を見上げながら……。
2009/6/15 月曜日 英語絵本マンションの庭先でアジサイがみごとな花を咲かせました。
2月にちいさな芽が出ているのを発見して以来、
毎日成長を見守ってきたので、なんだか誇らしくてうれしい気分です!
「子どもの本の定期便」ブッククラブ・絵本の本棚から、
6月の洋書「P2:じっくりコース」をご紹介します。
今月は、いまのわたしの気分にもぴったりな「A Tree is Nice」です。
★ 「木っていいよなあ」と、しみじみする詩情豊かな1冊★
『A TREE IS NICE』 翻訳版『木はいいなあ』 |
詩情豊かな文と、なつかしさあふれる絵が、木のすばらしさを語ります。
ページを繰るうちに、木漏れ日や、木々を渡る風が思い出され、
「ああ、木っていいよなあ」としみじみ。
テーマそのもののシンプルなタイトル「A Tree is Nice」、
そして続く第1行目“Trees are very nice”……
たたみかけるようなこの巻頭から、すでに詩的です。
わたしたちって、こんなにたくさん木の恩恵にあずかっているんだなあと、
素直に驚かされます。
この本が刊行されたのは、
まだ地球温暖化もエコも取り沙汰されていない1956年のこと。
素朴な描写が、いまの時代にはかえって新鮮で
じんわりとこころにしみてきます。