ブッククラブ7月の洋書は緑の庭と緑の卵??
2009/7/16 木曜日 英語絵本梅雨が明けて、いっそう日差しが強くなりました。
外へ出るとつい日影を探しながら歩いてしまいます。
クレヨンハウス東京店では7月25日(土)より
洋書サマーバーゲンを開催予定です。
ブッククラブでご紹介した洋書絵本も多数販売されます。
東京でいちばん安く洋書絵本をご購入できるチャンスです。
ぜひこの機会にお立ち寄りください!
「子どもの本の定期便」ブッククラブ・絵本の本棚から、
7月の洋書「P1:ようこそコース」と「P3:どきどきコース」のご紹介です。
★カモがかえした“ヘンな卵”から出てきたのは……
最終ページまで秘密!★
P1:ようこそコース ◆『The Odd Egg』 Emily Gravett/作 Simon & Schuster/刊 1,865円(税込) |
鳥たちが卵を産み、あたためているのを見て、
自分もと、カモはどこからか卵を見つけてきます。
それは巨大で緑の点々模様のヘンな卵!
まわりの鳥たちにバカにされながらも、
カモは卵にたっぷりの愛情を注ぎ、ヒナを迎える準備をします。
そしてついに、卵にひびが入りはじめて?。
この絵本を外国人の友人に見せたところ、
覚えたての日本語で「チョー、オモシロイ!!」と言って大よろこび。
予想外のラストがお気に入りのようでした。
それぞれの鳥の卵がかえっていくようすが仕掛けになっていて、
ページをめくるのがとてもたのしいですよ。
★灰色の街に伸びた緑の帯、
「不思議な庭」はちいさな好奇心からはじまった……★
P3:どきどきコース ◆『The Curious Garden』 Peter Brown/作 Little Brown & Co/刊 1,981円(税込) |
廃線になった高架鉄道に、ぽつんと残ったいまにも枯れそうな草木。
ある日、それを見つけた少年が世話をはじめます。
線路沿いから少しずつ広がった植物は緑の帯となり、
やがては殺風景だった街を花や緑で覆うようになります。
「こんなことが起こったらいいのに!」と、
わたしたちの緑への渇望がむくむくわきます。
ちなみに、あとがきを読んだら、NYで起こった半分くらい本当の話でした!
高架鉄道に沿って生える緑の帯はいまでも見ることができるそうです。