かえるでよかった
2007/9/21 金曜日 クレヨンハウス出版の新刊先日、ここでご紹介させていただいた「かえるくん」シリーズの作者マックス・ベルジュイスの、待望の本格的な評伝が翻訳されました!!
『かえるでよかった』 ヨーケ・リンデルス/作 野坂悦子/訳 セーラー出版/刊 5040円(税込) |
カラーのイラストや図説入りでとても読みやすいです。
なによりもうれしいのが、子どものこころそのものを取り出して描いてくれる、魔法のように思えるベルジュイスさんの全体像が見えてくるところです。
「かえるくん」を生み出したベルジュイスさんはこんな風に育てられて、あんな青年期を過ごし、こうしてキャリアを積み、そうして晩年をむかえた・・・
その生い立ち、生涯の全貌、考え方、生活などなどがヨーケ・リンデルスさんによって愛情込めて書かれています。
その創作活動の源泉はこんなところあったのかと、その秘密に触れる気持ちがします。
読み終えた後、ぼくは帯のことばが何とも素敵でだいすきになってしまいました。
「かえるくんはベルジュイス ベルジュイスはかえるくん」
秋の夜長にはこんな本格的な評伝もいいのではないでしょうか。