コーギー大好き!ターシャが描くコーギー祭り
2009/10/14 水曜日 英語絵本「子どもの本の定期便」ブッククラブ・絵本の本棚から、
10月の洋書「P2:じっくりコース」をご紹介します。
秋は、運動会や文化祭といったイベントがもりだくさん。
10月のP2コースは、コーギービル村の収穫祭のお話をお届けします。
★ 無類のコーギー犬好き、ターシャ・テューダーのコーギーファンタジー! ★
◆『Corgiville Fair』 Tasha Tudor/作 Little Brown & Co/刊 1,985円(税込) 翻訳版『コーギビルの村まつり』 |
ターシャ・テューダーといえば、草花に囲まれた姿が思い浮かびますが、
忘れてならないのが、大のコーギー犬好きだったということ。
本書はコーギーのための、コーギー好きによる、コーギーの物語。
コーギー犬たちの住むコーギービルに、お祭りの日がやってきました。
コーギーのケイレブは、お祭りの呼びもの、ヤギレースに
自分のヤギを出場させる準備をしていましたが、
ずるがしこいネコのエドガーがある工作をしかけます。
果たして優勝は誰の手に……。
祭りでにぎわう村のさまざまなシーンが、細かく描かれていて
絵をながめているだけで、自分自身もお祭りに参加しているような
ワクワクした気分になります。
やわらかい色彩で描かれたむくむくしたコーギーたちがとにかくかわいくて
犬好きのひとなら、思わずにんまりしてしまうかも。
でも、個人的には、妙な姿かたちをした妖精のボガートがかなり気になりました。
脇役ながら、かなりいい味を出しています。
各所に出没する彼らのユーモラスな姿を見つけるのもたのしいですよ!