クーヨン11月号は「畑仕事の絵本」。

絵本つれづれ

きょうは[月刊クーヨン]11月号の発売日です!

今月の絵本特集は、「畑仕事と収穫の絵本」。
同じ号で「わたしサイズの菜園生活」という特集(田辺あゆみさんやyaeさんが登場です!)を担当したので、気分だけはすっかりファーマーなわたくしです。

絵本の紹介文を書いていると、いつの間にか本に夢中、気づけば原稿を書く手が止まってウン十分……ということも。
筆の遅いわたしには、すてきな絵本というのは少々キケンな存在なのです。
アブナイ、アブナイ。

今月号でも、やっぱりありました。
空白の時間をもたらしてくれたニクイ一冊。
それは、『にぐるまひいて』です。

『にぐるまひいて』
ドナルド・ホール/文  バーバラ・クーニー/絵  もきかずこ/訳
ほるぷ出版/刊 1,470円


これは、農村のファミリーが1年かけてつくった品々を、おとうさんが荷車に積み、
市場へ売りに行くお話。
自然と寄り添う暮らしのなか、家族で一からつくり上げたものを売り、最後には、荷車と牛さえも売ってしまいます。

「えっ、いいの?」と思うんですが、おとうさんは家に帰るとすぐまた荷車づくりに取りかかり、今度それを引くだろう若い牛も待っています。
わずかなおみやげもまた、翌年の手仕事につながっていく……。

はあぁ。なんとすてきな循環型生活。
このブログを書くために、また読みふけってしまいましたよ!