クーヨン11月号は「畑仕事の絵本」。
2007/10/3 水曜日 絵本つれづれきょうは[月刊クーヨン]11月号の発売日です!
今月の絵本特集は、「畑仕事と収穫の絵本」。
同じ号で「わたしサイズの菜園生活」という特集(田辺あゆみさんやyaeさんが登場です!)を担当したので、気分だけはすっかりファーマーなわたくしです。
絵本の紹介文を書いていると、いつの間にか本に夢中、気づけば原稿を書く手が止まってウン十分……ということも。
筆の遅いわたしには、すてきな絵本というのは少々キケンな存在なのです。
アブナイ、アブナイ。
今月号でも、やっぱりありました。
空白の時間をもたらしてくれたニクイ一冊。
それは、『にぐるまひいて』です。
『にぐるまひいて』
ドナルド・ホール/文 バーバラ・クーニー/絵 もきかずこ/訳
ほるぷ出版/刊 1,470円
これは、農村のファミリーが1年かけてつくった品々を、おとうさんが荷車に積み、
市場へ売りに行くお話。
自然と寄り添う暮らしのなか、家族で一からつくり上げたものを売り、最後には、荷車と牛さえも売ってしまいます。
「えっ、いいの?」と思うんですが、おとうさんは家に帰るとすぐまた荷車づくりに取りかかり、今度それを引くだろう若い牛も待っています。
わずかなおみやげもまた、翌年の手仕事につながっていく……。
はあぁ。なんとすてきな循環型生活。
このブログを書くために、また読みふけってしまいましたよ!