長野ヒデ子さん、サプライズいっぱい講演!

絵本作家さん, イベント

12月4日、連続講座「子どもの本の学校」に、絵本作家の長野ヒデ子さんがいらっしゃいました。

講演に向けて、「お隣の長野さんちでお茶するような感じでのーんびり、たのしくいっしょに皆とすごしたいです。」とおことばを寄せてくださっていた長野さん。その通り、なごやかな空気で会場を包みながら、ご自身のルーツを語ってくださいました。

 少女時代を過ごした、愛媛の自然豊かな浜は、人気シリーズ「せとうちたいこさん」を生んだだけでなく、古田足日さんの作品の挿絵を描く縁も運んできたのだとか。

絵本作家としてのスタートは、ご自身のお子さんのためにつくった手づくり絵本を、作家の岩崎京子さんが目に留めてくださったことがきっかけだったそうです。デビュー作『とうさんかあさん』や『おかあさんがおかあさんになった日』などは、お子さんとの日々の会話がもとになってできました。
長野さんご自身の暮らしから生まれた「種」が、多くのひとと出会う中で絵本として実っているのですね。

 講演の後半にはサプライズがたくさん飛び出しました! まずは、絵本『外郎売』にちなんで、小田原の保存会のみなさんが駆け付け、外郎売の口上を披露してくれました。

 発売されたばかりの『すっすっはっはっ こ・きゅ・う』の紹介では、音楽学博士である共作者の長野麻子さんが登場して、会場の皆さんと呼吸のレッスン。麻子さんは、長野さんのお嬢さんで、親子でのはじめての共作にまつわるエピソードも聞かせてくれました。
講演会後のサイン会には、麻子さんも参加して、おふたりそろっての貴重なサイン会となりました!
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せとうちたいこさん・デパートいきタイ
長野ヒデ子/作 童心社/刊 1,365円(税込)

おかあさんがおかあさんになった日
長野ヒデ子/作 童心社/刊 1,365円(税込)

すっすっはっはっこ・きゅ・う
長野麻子/作 長野ヒデ子/絵 童心社/刊 1,365円(税込)