■梅雨空をカラリ、キラリの2冊です!

英語絵本

こんにちは。
「子どもの本の定期便」ブッククラブ・絵本の本棚から
英語絵本「P2コース」6月のご本を紹介します。

今月お届けするのは『Olivia』。
明るく笑って、気分をカラリと晴れやかにしましょ。

★おしゃれな子ブタの女の子、オリビア登場★

『Olivia』
Ian Falconer/作
Simon & Schuster/刊
1,365円(税込)
※ハードカバーとCDのセット翻訳版『オリビア』 谷川俊太郎/訳
あすなろ書房/刊
1,365円(税込)

オリビアは子ブタの女の子。うたうことや、外でとびはねることが大好き。
おしゃれにも、こだわりがあります。
晴れた日は、海へ行くのがお気に入り。すばらしく立派な砂のお城をつくったりモーレツに日焼けしてみたり。
雨の日は、美術館へ。大好きなドガの絵をながめて空想にひたったりポロックの絵をまねて、家の壁にダイナミックな作品を描いたり。
とにかく、なんでも徹底的にやる彼女は、
ママをはじめ、いつも周りのひとをへとへとにさせてしまいます。

やわらかいモノクロに赤を効かせたイラストは、とてもオシャレ。
作中には、オルセー美術館やメトロポリタン美術館の所蔵するアート作品が出てきたり、
オペラ歌手マリア=カラスの絵本が出てきたり。
ユーモアだけでなく、アートな香りもただよう一冊です。

★虹とあそぶ少年のファンタスティックな物語★

『A Rainbow of My Own』

Don Freeman/作
Penguin Group USA/刊 630円(税込)
※ペーパーバッグ翻訳版『みつけたぞぼくのにじ』
大岡信/訳 岩波書店/刊 924円(税込)

そして、もう一冊は『A Rainbow of My Own』。
Don Freemanの作品は、一昨年11月にお届けした『Fly High, Fly Low』以来の登場です。
 
ある日、虹を見てつかまえたくなってしまった少年。
大急ぎで外にとび出しましたが、虹は消えていました。
ところが、いつのまにか虹が自分のあとをついてきているのに気づき……。
虹をジャンプしたり、すべりおりたり、寝っころがったり。
つかのま、虹とたのしいひとときを過ごします。
 
子どもの頃、虹の上を歩いてみたいと思っていたわたしにとっては
まさに夢のようなお話。
虹を期待して歩けば、梅雨空も悪くないかも。