■田島征三さん講演会「生命の記憶」

絵本作家さん, イベント

先週土曜日の「子どもの本の学校」では、
絵本作家、田島征三さんの講演会がありました。

やわらかな笑顔と自然体がとてもすてきだった田島さん。
お話では、そのお人柄とともに作品の魅力を
たっぷりうかがいました。

まずは、木の実などを使った作品のお話。
生命の記憶
講演タイトルにもなっている作品集『生命の記憶』(現代企画室/刊)は、
田島さんを伊豆に呼んでくれたという宮迫千鶴さんのことばなのだそうです。

「いのちの抜け殻」のような、木の実に残る「生命の記憶」が感じられるたくさんの作品。
一つひとつ植物の名前や、つくったときのお話をうかがって、全部つながって「森」が感じられるようでした。

こちらへ来られる前にも、瀬戸内海・大島での「瀬戸内芸術祭」で
おおたか静流さんの歌とともにライブペインティングをしてこられたり、
新潟県十日町の旧小学校校舎をまるごと絵本にした「絵本と木の実の美術館」を、地域のみなさんと一緒につくられたり、と多彩なご活躍です。

読み聞かせしてくださった『かまきりのカマーくんといなごのオヤツちゃん』、
『やぎのしずかのたいへんなたいへんないちにち』は、
来年にも続きの作品が出るそうですよ!
田島さん1
田島さん2
その後のサイン会でも、1冊ずつすてきな絵を描いてくださいました(写真)。
田島さん、ご来場くださったみなさま、どうもありがとうございました。

この講演のようすは、12月3日発売の「クーヨン」2012年1月号にも掲載しますので、
どうぞおたのしみに!