■骨になってもI LOVE YOU!
2011/10/26 水曜日 英語絵本こんにちは、ブッククラブの早崎です。
クレヨンハウス東京店では英語絵本フェア、
「Book club Selections」を開催中です。
ブッククラブでご紹介した英語絵本が大集合。
ぜひこの機会にご来店ください。
「子どもの本の定期便」ブッククラブ・絵本の本棚から
10月の英語絵本「P1コース」と「P3コース」のご紹介です。
まずは「P1コース」。
★恐竜くんが、宿敵「ねんねの時間」に挑む!★ |
◆『Dinosaur vs. Bedtime』 Bob Shea/作 Hyperion Books/刊 1,596円(税込) |
「Roar! Nothing can stop Me!」と、
闘争心満々の恐竜くんがいろいろなものに勝負を挑む物語。
まず手はじめに、枯葉の山に飛び込んで、
木端みじんにまき散らします。
枯葉に勝利したことを確信すると、
次に大盛りのスパゲッティに挑み、みごと完食!
恐竜くんの闘争心はおさまることなく、
立ち話をする大人たち、お風呂に歯磨きと、
次々と勝負を挑んでは制覇します。
そして、ついに最大の敵「ねんねの時間」に挑みますが……。
「ガオー!」といった猛獣などのうなり声を、
英語では「Roar!(ロアー)」と表現します。
なんだかかわいく聞こえますね。
みなさんも恐竜くんになりきって、Let’s Read Aloud!
そして「P3コース」。
★骨になっても飼い主を思う忠犬物語★ |
『Bone Dog』 Holly Hobbie/作 Eric Rohmann/作 Roaring Brook Press/刊 1,696円(税込) |
ある満月の夜、死期を悟った老犬Ellaは少年Gusに、
「何があっても、いつも君のそばにいるよ。
満月の下で誓ったこの約束は破られることはないから」と約束します。
まもなくEllaは亡くなり、Gusは悲しみにくれるなか、
ハロウィーンの日を迎えます。
満月のその晩、骸骨に扮したGusは帰路につく途中、
本物の骸骨たちに取り囲まれてしまいます。
骸骨たちが襲ってくる寸前、骨になったEllaが現れて……。
骨になっても愛するひとを見守り続けるEllaの愛情の深さに、
ただただ涙が溢れてしまいます。
大人なはもちろん、子どものこころにも静かに深く響く作品です。
秋の夜長の一冊にいかがでしょうか?