■種まきの後、待ち遠しい気持ち!
2012/5/18 金曜日 英語絵本こんにちは。ブッククラブの高橋です。
「子どもの本の定期便」ブッククラブ・絵本の本棚から英語絵本「P2コース」5月のご本を紹介します。
今月は、新緑の季節にぴったりな『And Then It’s Spring』をお届けします。
◆『And Then It’s Spring』 Julie Fogliano/文 Erin E. Stead/絵 Roaring Brook Press/刊 1,785円(税込) |
まだ寒さの残るある日、少年は家のそばのあき地に種をまきます。
雨が降り、期待したものの、あたりは一面茶色のまま。
まだ、芽が出る気配はありません。
1週間がたち、少年は少し心配になります。
鳥が食べてしまったのかも?
それとも、クマに踏みつぶされてしまったのでは?
さらに数週間がたったある日、家の外に出てみると……。
種をまき、芽が出るまでの待ちどおしい気持ち。
わたしも経験があります。
日に何度ものぞいては、土の盛り上がりや、ちいさな緑色のきざしを確かめて
期待したり、心配したり……。
淡い色彩がとてもキレイな本書を手がけたのは、
昨年のコルデコット大賞受賞作『A Sick Day for Amos McGee』
(翻訳版『エイモスさんがかぜをひくと』)の作者エリン・E・ステッド。
本作が2作目ということなので、今後の作品にもぜひ注目したいですね。