■種まきの後、待ち遠しい気持ち!

英語絵本

こんにちは。ブッククラブの高橋です。
「子どもの本の定期便」ブッククラブ・絵本の本棚から英語絵本「P2コース」5月のご本を紹介します。

今月は、新緑の季節にぴったりな『And Then It’s Spring』をお届けします。

★茶色の大地は、いつ緑になるのか……★

◆『And Then It’s Spring
Julie Fogliano/文
Erin E. Stead/絵
Roaring Brook Press/刊
1,785円(税込)

まだ寒さの残るある日、少年は家のそばのあき地に種をまきます。
雨が降り、期待したものの、あたりは一面茶色のまま。
まだ、芽が出る気配はありません。
1週間がたち、少年は少し心配になります。
鳥が食べてしまったのかも?
それとも、クマに踏みつぶされてしまったのでは?
さらに数週間がたったある日、家の外に出てみると……。

種をまき、芽が出るまでの待ちどおしい気持ち。
わたしも経験があります。
日に何度ものぞいては、土の盛り上がりや、ちいさな緑色のきざしを確かめて
期待したり、心配したり……。

淡い色彩がとてもキレイな本書を手がけたのは、
昨年のコルデコット大賞受賞作『A Sick Day for Amos McGee』
(翻訳版『エイモスさんがかぜをひくと』)の作者エリン・E・ステッド。
本作が2作目ということなので、今後の作品にもぜひ注目したいですね。