■秋の夜長に……絵本でよい夢を。
2012/9/20 木曜日
早崎 :ブッククラブ
英語絵本
こんにちは、ブッククラブの早崎です。
「子どもの本の定期便」ブッククラブ・絵本の本棚から
9月の英語絵本「P1コース」と「P3コース」のご紹介です。
まずは「P1コース」。
◆『Bark, George』
Jules Feiffer/作
HarperCollins/刊
1,852円(税込)
★「ワン」と吠えない子イヌのジョージが、
獣医に診てもらったら……★
ピューリッツァー賞を受賞した作者の代表的絵本です。
主人公ジョージは、まだ幼いイヌ。
ある日、おかあさんが「吠えてごらん」と言うと「ニャー」。
あれれ? おかあさんの目が点になります。
お手本に「ワン」と吠えてみせても、
「ガーガー」「ブーブー」しまいには「モー」と、ほかの動物の
鳴き声ばかり。
困り果てたおかあさんは、ジョージを獣医のもとへ連れて行くことに。
獣医の登場以降、驚きの展開が待ち受けていますが、
続きは絵本を読んでのおたのしみ!
親の心配、子知らずといいますが、
ジョージのおかあさんを見ているとそのことばが胸にしみます。
含みをもったラストも必見ですよ。
そして「P3コース」。
◆『Sweet Dreams』
Rose A. Lewis/文
Jen Corace/絵
Abrams Books/刊
1,749円(税込)
★いい夢で、読者もとろーり夢の中★
英語圏で、就眠時に親が子によく声がけすることばが、
タイトルでもある「sweet dreams(いい夢を)」です。
本書が描くのも文字通りとても甘い夢。
夜、子どもの傍らでおかあさんは物語を語りはじめます。
花を枕に寝てしまった子グマの話、
池でびしょ濡れになった子ネズミの話、
そして動物たちをやさしく見守るお月さま……。
幻想的な絵と心地よい韻律に、
読み終えた頃には読者も夢の中、なんてことも。
秋の夜長におすすめの一冊です。
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