■カレンダーガールならぬカレンダー恐竜?
2012/12/21 金曜日
早崎 :ブッククラブ
英語絵本
こんにちは、ブッククラブの早崎です。
「子どもの本の定期便」ブッククラブ・絵本の本棚から
12月の英語絵本「P1コース」と「P3コース」のご紹介です。
まずは「P1コース」。
◆『Dinosaur Pet』
※CD付き
Neil Sedaka/文
Tim Bowers/絵
Imagine Publishing/刊
1,852円(税込)
★往年のポップスターが替え歌でうたう、恐竜とボクの12ヶ月★
往年のポップスター、ニール・セダカ。
彼のヒット曲「カレンダー・ガール」を替え歌にした絵本です。
一度聴いたら耳に残るポップでリズミカルなメロディーは、
思わず一緒に口ずさみたくなるような親しみやすさが魅力です。
しかも、付属のCDで替え歌をうたうのは二―ル本人なので、
当時のファンにもうれしい一冊ではないでしょうか。
さて、もとは「彼女」の歌ですが、ここでは少年が愛する「恐竜」の歌。
1月に卵からかえった恐竜はどんどん大きくなり、
11月にはなんと七面鳥50羽でも足りない食欲の持ち主に。
恐竜の12ヶ月をたのしくうたっているうちに、
Januaryからはじまる月の名前を知らぬ間に覚えてしまいそう。
まずはサビの部分からリズムに合わせてうたってみませんか。
そして「P3コース」。
◆『Extra Yarn』
Mac Barnett/文
Jon Klassen/絵
Balzer & Bray/刊
1,749円(税込)
<翻訳版>
『アナベルとふしぎなけいと』
なかがわちひろ/訳
あすなろ書房/刊
1,365円(税込)
★毛糸にまつわる、不思議でどこかなつかしいおとぎ話★
毛糸にまつわる、不思議でどこかなつかしいおとぎ話です。
イラストは、クレヨンハウスの翻訳絵本『どこいったん』と
『ちがうねん』でもおなじみのJon Klaassen。
人気上昇中の若手絵本作家です。
独特のセピア調の抑えた色を基調とした画面に、
主人公の少女が編んだ毛糸作品がカラフルに浮かび上がります。
ある雪の日、少女アナベルは毛糸が入った箱を見つけます。
その毛糸を使って、ひとやどうぶつたちにセーターやぼうしを編んであげますが、
箱の毛糸はなくなることを知りません。
あるとき、不思議な毛糸のうわさを聞きつけた皇子がやってきて、
アナベルから箱を取り上げ、国に持ち帰ると……。
木々や建物にいたるまでアナベルの編みものに包まれてゆく光景に、
冬の寒さも忘れてしまいます。
ちなみに、『どこいったん』のクマやウサギもセーターを着て
登場するので、ファンの方はどうぞお見逃しなく! |
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