緑のカーテンその後…

絵本つれづれ

こんにちは。
子どもの本売場の大井です。

先日このブログでお知らせしました、「緑のカーテン」の芽たちは
この通り、元気に育っています。
2010年・緑のカーテン
もうすぐ朝顔と夕顔の蔓が伸びてくるので、
今週末にもコンテナに移して、
いよいよカーテンにしていく予定です。

それにしても、頭の上の土を持ちあげて顔を見せた芽のようすは、まさに「芽のあかちゃん」!

くしゅくしゅの葉っぱの頭に種の殻をかぶっていて、日に日に大きくなっていくのを世話しているのは、なんだか「芽のベビーシッター」といった気分。

とりわけ、真っ黒な土の上にぽつぽつと浮き出るようにちっちゃな緑の芽が出てくるのは、神秘的でさえあります。

ちいさな世界の中に大きな生命力を感じさせ、
緑の色が輝いて見えます。

そのようすが、ちょうどいま頃夜の闇に舞うホタルのように見えて……

きょうはホタルの絵本を2冊ご紹介します。

ホタルの絵本 『ひめぼたる』
(ちいさなかがくのとも2010年6月号)
伊藤秀男/作
福音館書店/刊
410円(税込)

『ほたるさわ』
(こどものとも年中向き2008年7月号)
菊池日出夫/作
福音館書店/刊
410円(税込)

青色が美しい『ひめぼたる』では、
うしおくんとおとうさんが夜の森へ出かけ、ホタルの群れに出会います。

「ひめぼたる」は、名古屋市内に残る森に
毎年5~6月頃見られるホタルだそうです。

『ほたるさわ』は、”のらっこ絵本”の8作目。
さまざまな年齢の子どもたちが集まって、一緒にホタルとりに行くところなど
大人が読むと自身の子どもの頃を思い、
なつかしい匂いがしてくるよう。

都心ではなかなか見る機会がないのですが、
この絵本で今年はすっかりホタルを見たような気がしています。

すぐに見られない方はぜひおすすめですよ。