<絵本town特集>田島征彦さんのデビュー作

特集・あの作家さんのデビュー作! No Comments

田島征彦さん
たじま・ゆきひこ


『祇園祭』
1976年/童心社

●デビュー作の思い出
1976年『祇園祭』を刊行した。10年ほど以前に、同じDNAをもつ征三が絵本を先に出していた。同じような絵を描くから、征三にはできない「型染」という手法で出した。時間はたくさんかかるが、独特の世界が出せた。大変評価を受けた。それから、ドローイングよりこの手法の方がぼくに合っているので、ずっと型染で絵本を制作している。

作家を目指す方々への応援メッセージ
じっくり自分の世界を創って下さい。

田島征彦さんのページ
ホームページ http://tajimayukisyu.wix.com/sobehan1
フェイスブック https://www.facebook.com/yukihiko.tajima

田島征彦さんの最新刊

よしこがもえた
たかとう匡子/文
新日本出版社/刊

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<絵本town特集>あおきひろえさんのデビュー作

特集・あの作家さんのデビュー作! No Comments

あおきひろえさん
あおき・ひろえ


『パパとぼく』
2004年/絵本館

●デビュー作の思い出
わたしの大好きな小説、ウィリアム・サローヤンの『パパ・ユーアクレイジー』にインスパイアされ、描いた絵本。絵自体は、出版される8年前に出来上がっていたが、出産・育児などが重なり、長い間、わが家の押し入れに眠っていた。あるきっかっけで再び発掘され、日の目をあびることに……。あと少しでくさって死ぬところだった、ギリギリセーフ、崖っぷち作品。

作家を目指す方々への応援メッセージ
絵本作家を目指すのはやめといてほしい。みんなすばらしい才能をもつ若い芽。
そんなに出てきてもうたら、わたしの出番がなくなるじゃないですか!
わたしは、あなたのその才能と、やる気が怖いです。

あおきひろえさんのページ

ホームページ http://www.eonet.ne.jp/~mousebbb/

あおきひろえさんの最新刊

なんでやねん
中川ひろたか/文 鈴木翼/原案
世界文化社/刊

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<絵本town特集>きむらゆういちさんのデビュー作

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きむらゆういちさん
きむら・ゆういち

『○△ジャンボかいじゅう』
1979年/ポプラ社
*現在お取り扱いできません。

●デビュー作の思い出
造形作家だったボクに、マル・サンカク・シカクの形を使った幼年童話を作って欲しいと頼まれたのがきっかけ。でも童話を書くことが楽しくなって、同時にあと2冊も書き上げてしまった。それは『王さまはチビちゃんだって』 (岡本颯子/絵 1981年/ポプラ社*)と『コロコロちゃんはおいしそう』(1980年/ポプラ社*)です。
*現在お取り扱いできません。

作家を目指す方々への応援メッセージ
特別な技術も、特別な機械や道具も使わず、いつでもどこでも、たったひとりでも、面白いものさえ書けば、明日からベストセラー作家になれる、という世界です。全ての人にチャンスあり。

きむらゆういちさんのページ

ホームページ http://www.kimura-yuuichi.com/

きむらゆういちさんの最新刊

おっとあぶない かわのなか
みやにしたつや絵
福音館書店/刊

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<絵本town特集>今江祥智さんのデビュー作

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今江祥智さん
いまえ・よしとも

『山のむこうは青い海だった』
1960年/理論社

●デビュー作の思い出
いきなりの「注文原稿」で新聞連載というので、夢のようだった。
とにかく読んでたのしいもの、元気が出るものを-と考えて書いたもの。

作家を目指す方々への応援メッセージ
子どものほんを1冊読んだら、おとなの本も1冊読む-。これをつづけると、「子どもからおとなまでが読める」テキストが書けてきたので、おすすめ。

今江祥智さんの最新刊

子どもの本の海で泳いで
宇野亜喜良/画
BL出版/刊


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<絵本town特集>大島妙子さんのデビュー作

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大島妙子さん
おおしま・たえこ

『たなかさんちのおひっこし』
1993年/あかね書房

●デビュー作の思い出
ラフのやり直しを何度か繰り返し、やっとのこと「出版」が決まってからも、半信半疑で絵を描きはじめ、全然イメージ通りには描けず(今、見返しても恥ずかしい……)、本当に大変でした。本が出来上がって、手にとってみると、「じゅわ~ん」とうれしさがこみあげてくるのだけど、どこかでまだ恥ずかしい気持ちでした。その日の夜は、もちろん、枕元に置いて寝ました。

作家を目指す方々への応援メッセージ
デビュー作の制作途中で、つまづいている時に、ある方からいただいた言葉の、ほんの一部を、『ここだけの話』ってことで……。「ラフが出来たら、あとは『これは絶対オモシロイんだ』とココロの中でつぶやきながら描き進めてみてはどうだろうか。『楽(らく)』して『楽』な部分を作り出している人なんていないのですから……」
これで私は頑張れました。

大島妙子さんの最新刊

はなちゃんとぷーのおみせやさん
ねこしおり/作
小峰書店/刊

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<絵本town特集>なかえよしをさん&上野紀子さんのデビュー作

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なかえよしをさん 上野紀子さん
なかえ・よしを/うえの・のりこ

『ねずみくんのチョッキ』
1974年/ポプラ社

●デビュー作の思い出
『ねずみくんのチョッキ』の原点になる作品は、アメリカから出版されました。『ぞうのボタン』という絵本ですが、これは何社も持ち歩き、売り込んで出版された作品です。作品は出会いだと思います。自分たちの作品を理解してくれる人に出会うまで、作品は辛い旅を続けなくてはなりません。

作家を目指す方々への応援メッセージ
自分たちが目指す目標となる座右の作品があるでしょうか?
もしそんな作品があれば簡単です。その作品を追い越せばいいのですから……。

●なかえよしをさん&上野紀子さんのページ<
ホームページ http://www.nezumikun.com/webehon/

●なかえよしをさん&上野紀子さんの最新刊

へんし~んねずみくん
ポプラ社/刊

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<絵本town特集>ささめやゆきさんのデビュー作

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ささめやゆきさん
ささめや・ゆき

『不思議な黒い石』
ジル・ペイトン・ウォルシュ/著 遠藤育枝/訳
1990年/原生林
*現在お取り扱いできません。

●デビュー作の思い出
手元にある本で、一番古いのが、ジル・ペイトン作のこの本。
さし絵と表紙絵を描いているが、これをデビュー作というかどうか、よくわからない。
原生林のY編集長が、当方の油絵を見て、注文してくれたのです。

作家を目指す方々への応援メッセージ
30歳過ぎて子どもが生まれて、出版社に絵の売り込みに行ったが、いずれの会社からも、よい返事はもらえなかった。それから20年後、50歳近くなって、はじめて仕事がきたのが、上述の『不思議な黒い石』。あきらめることも必要だが、あきらめないことも、また肝心。

●ささめやゆきさんの最新刊

まどさんからの手紙 こどもたちへ
まど・みちお/文
講談社/刊

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<絵本town特集>大畑いくのさんのデビュー作

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大畑いくのさん
おおはた・いくの

貝のなる木
2006年/編集工房くう
*現在お取り扱いできません。


●デビュー作の思い出

2005年の初個展のときに編集の方から声をかけて頂いて。
その頃に貝がなっている木の絵があって、「この絵本がつくりたい!」と おっしゃって下さったのを覚えています。その一枚の絵から話を膨らませて絵本制作しました。
絵本も印刷物になる絵のお仕事も初めてで、とにかくうれしかったです(今もうれしいですけど!)。

作家を目指す方々への応援メッセージ
わからないことばかりですが、描くか描かないか、ということなのだとおもいます。

大畑いくのさんのページ
ホームページ http://ikunoohata.blogspot.jp/

●大畑いくのさんの最新刊

しげるのかあちゃん
城ノ内まつ子/作
岩崎書店/刊

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<絵本town特集>寮美千子さんのデビュー作

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寮 美千子さん
りょう・みちこ

(画像をクリックすると、拡大表示をします)

ねっけつビスケット チビスケくん
絵・古川タク
第10回毎日童話新人賞受賞作
「毎日こどもしんぶん*」に連載(1986.4.12~8.9掲載) 全18回/毎日新聞社
*「毎日こどもしんぶん」は、現在「毎日小学生新聞」として刊行


●デビュー作の思い出

童話作品を書いて賞に応募して、最終選考までいくものの、 受賞できないということが数回続きました。その壁を突破したくて、過去の受賞作を読み、 傾向と対策を立てて応募。 見事、最優秀賞を射止めました。
ビスケットやお菓子がみんなで月へ逃亡する物語で、いま読むと、型破りぶりが、実にわたしらしい作品です。すべてを「現実」として描きましたが、 審査委員長の寺村輝夫氏から、なぜか 「夢でした」という結末に書き直すように、提言されました。納得がいかないので、お断りしたところ、毎日童話新人賞史上はじめて、単行本にならなかった受賞作になってしまいました。いまだに、単行本化されていません。
そして、この受賞が、その後、わたし自身を苦しめることになるとは! というのも、自分が本当に書きたい哲学的な作品を書くと 「もっと楽しくて、元気で、ナンセンスなものを」 と編集者にいわれてしまうようになったのです。自分が本当に書きたいものではないものを書いた報いでした。
その呪縛を逃れるために書いた作品が『小惑星美術館』。書きたいことを遠慮なく思いきり書いたら、童話の範疇を超えて、小説になってしまいました。この作品から、わたしの、わたしらしさを評価してくれる編集者がつくようになりました。やはり、自分を偽ってはいけないと、つくづく感じました。

作家を目指す方々への応援メッセージ
デビューするための突破口を見つけて、傾向を対策を立てて作品を書くのも、ひとつの手ではあります。しかし、それは、いまある世間の価値に迎合するということ。「作品」ではなく、「商品」を制作するということです。それが後に、自分を苦しめることもあります。真の理解者を見つけるのは、むずかしいことですが、ほんとうに自分の書きたい作品に誠実に向きあうことは、なによりも大切なことだと思います。

寮美千子さんのページ
ホームページ http://ryomichico.net
フェイスブック https://www.facebook.com/ryomichico
ツイッター https://twitter.com/ryomichico

●寮美千子さんの最新刊

エルトゥールル号の遭難
トルコと日本を結ぶ心の物語

磯良一/絵
小学館/刊

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<絵本town特集>松岡達英さんのデビュー作

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松岡達英さん
まつおか・たつひで

  

すばらしい世界の自然 アラスカ』 『すばらしい世界の自然 メキシコ
『すばらしい世界の自然 アマゾン』『すばらしい世界の自然 ニューギニア』
『すばらしい世界の自然 オーストラリア 』全5巻
1974年/大日本図書
*現在お取り扱いできません

●デビュー作の思い出
少年の頃、アルフレッド・ウォーレスの『マレー諸島の自然』(子ども向けの訳本)に出逢い熱帯の自然に魅了され、自分の眼で、自分の手で、自分の足で、その世界に入りたいと思いながら大人になった。イラストレーターになり、お金と自由な時間が手に入り、実現できた。そしてそこから感動を得、この絵本ができた。

作家を目指す方々への応援メッセージ

自然を愛し、感動し、地球の魅力を絵本を通して「地球って、こんなに素晴らしい」と多くの人たちが思えるような作品を作りたいと考える若い人が出てきて欲しいと思っています。そんな方には、私の新潟のフィールドを喜んで案内し、自然への接し方を教えます。

松岡達英さんのページ
ホームページ http://www.gw-gallery.com/

●松岡達英さんの最新刊

あまがえる先生 1ねんずかん
ポプラ社/刊

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