<絵本town特集> ねじめ正一さんのデビュー作

特集・あの作家さんのデビュー作! No Comments

ねじめ正一さん
ねじめ・しょういち


『あーちゃんちはパンやさん』
「こどものとも」1986年1月号 → 2007年/福音館書店
*現在お取り扱いできません

デビュー作の思い出
デビュー作は1986年、井上洋介さんと組んだ『あーちゃんちはパンやさん』です。
ロケットパンとか、いろいろなパンを作ったのが楽しかったです。井上洋介さんと浅草に取材に出かけて、私の生まれ育った中央線沿線高円寺とは違う浅草の商店街に感動したことを覚えています。

●作家をめざすひとへのメッセージ
絵本や児童文学は時間をかけてもいいから、納得のいくものを作ったほうがいいと思います。そういう意味でははじめて出会った絵本作家・井上洋介さんのように自分の描きたいものがいつもたくさんあって、大先輩なのにいつも心がワクワクしている姿勢には頭が下がります。

ねじめ正一さんのページ
フェイスブック https://ja-jp.facebook.com/nejisyo

ねじめ正一さんの最新刊

猫の恋
田島征三/絵
芸術新聞社/刊


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<絵本town特集> 酒井駒子さんのデビュー作

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酒井駒子さん
さかい・こまこ


『リコちゃんのおうち』
1998年/偕成社

デビュー作の思い出
やっとお話のラフが通ったのに、なかなか絵が描けなくて、すごく焦ったことが思い出されます。描き上げられた時は、ほっとしました。

●作家をめざすひとへのメッセージ
描いても描いても、うまくいかなくても、やっていくと、フッとできる時があります。

酒井駒子さんのページ
sk-yorukuma@a07.itscom.netへ空メールを送ると、メールマガジンが配信されます。

酒井駒子さんの最新刊


しろうさぎとりんごの木
石井睦美/作
文渓堂/刊


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<絵本town特集> 田中清代さんのデビュー作

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田中清代さん
たなか・きよ

『みずたまのチワワ』
井上荒野/文
「こどものとも」1997年8月号/福音館書店
*現在お取り扱いできません

デビュー作の思い出
ラフの全体の描き直しが5回以上ありました。描き直すごとに絵柄まで変えていくような、根本的なやり直しでした。作者の井上荒野さんもラフづくりの途中で構成を変えるなど、一緒につくらせてもらっているな、という感覚を持つ事ができました。原画ができあがって、打ち合わせの部屋の壁に一同に掲示し、最終チェックをした時には気持ちが上がって、とてもドキドキしました。編集者も時に厳しく、妥協のない本作りを教えてもらったなと思います。

●作家をめざすひとへのメッセージ
あきらめないで続けて下さい! 私も、休み休みやっています。

田中清代さんのページ
ホームページ http://www.oyikakanat.com

田中清代さんの最新刊


みつけたよさわったよにわのむし
澤口たまみ/文
福音館書店/刊


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<絵本town特集> 広瀬克也さんのデビュー作

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広瀬克也さん
ひろせ・かつや

『おとうさんびっくり』
1992年/絵本館
*現在お取り扱いできません

デビュー作の思い出
出来上がってから売り込みにまわった出版社は全滅でした。そこで当時あった 「クレヨンハウス絵本大賞」に応募してみたところ、優秀賞をいただきました。 本当にうれしかった事を憶えています。 入選作品がお店に展示されて、お客さんがダミーを手にとってくすっと笑っているのを見た時 「お、やったな!」と思いました。 そして審査委員のひとりであった絵本館の編集長に「うちから出そう」と言っていただけ、 1992年に出版されました。

●作家をめざすひとへのメッセージ
自分が見たい、読みたいと思う作品をまるごと1冊作ってみることだと思います。

広瀬克也さんの最新刊


妖怪交通安全
絵本館/刊


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<絵本town特集>はやしますみさんのデビュー作

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はやしますみさん
はやし・ますみ

『とんとんとんだれですか』
2012年/岩崎書店

デビュー作の思い出
『とんとんとんだれですか』はジャズライブ用に描いた8場面の絵が元になっています。 ラフ持ち込み時に軽い気持ちで絵の見本に入れたのがデビュー作になりました。 思い入れのあるお話ではなく、あっけらかんと作ったほうを受け入れられたのが意外で、自分の思いにこだわりすぎて視野を狭くしちゃいけないのかもなあと思いました。 絵本づくりに入ると8場面のアイデアだけでは内容も薄くて、もういちど編集者さんとじっくり膨らませて絵本に育てる作業に1年近くかかりました。 アイデアひとつから気持ちを乗せて形にしていくプロの世界は妥協がなく、刺激的で幸せな時間でした。

●作家をめざすひとへのメッセージ
へこたれないって大事だなと思います。
すごい作家さんの作品に感動して自分の才能のなさを目の当たりにしてもへこたれない。 私なんか迷惑なんじゃ……とつまらないこと考えそうになってもへこたれない。 ラフの修正がいっぱいあっても「良くなるため!」とへこたれない。逆に楽しむ。
へこたれる気持ちを吹っ飛ばせるのは、いっぱい描くことなんだって思っています。

はやしますみさんのページ
ブログ http://mifun.exblog.jp
ツイッター https://twitter.com/hayashimasumi
フェイスブック https://www.facebook.com/masumi.hayashi.568

はやしますみさんの最新刊


ねーねーのしっぽ
イーストプレス/刊


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<絵本town特集>こみねゆらさんのデビュー作

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こみねゆらさん
こみね・ゆら

『Les deux Soeurs』(ふたりの姉妹)
Koza Belleli(コーザ・ベレリ)/文
1992年/ipomee-albin michel (フランス)
*現在お取り扱いできません

デビュー作の思い出
フランスに住んでいた頃、初めての絵本を出版することができました。
何もかもが新鮮で、絵本作りの難しささえ、うれしかった。その時に出来るすべてを注いで描いたデビュー作は、残念ながら絶版ですが、大切な思い出の絵本です。

●作家をめざすひとへのメッセージ
自分らしい見方、感じ方をいつも大切に、好きなことにはとにかく一生懸命な姿勢で取り組めば、きっと何かが見えてくるでしょう。一冊の本、長い時間の中の一連の本たち、どちらも大切に育てていけたらいいですね。

こみねゆらさんのページ
ブログ http://blog.livedoor.jp/yuralila-omb/
フェイスブック https://www.facebook.com/Komineyura
ツイッター https://twitter.com/komineyura

こみねゆらさんの最新刊


ミシンのうた
講談社/刊


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<絵本town特集>神沢利子さんのデビュー作

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神沢利子さん
かんざわ・としこ

『ちびっこカムのぼうけん』
山田三郎/絵
1962年/理論社

デビュー作の思い出
主人公の名「カム」は、物語想定の舞台、カムチャッカの「カム」です。『カムチャッカ探検記』(ステン・ベルグマン/著)という本の中に出てきた、火山に棲む山霊ガムリイが夜な夜な、海のクジラを捕えて火山の火であぶって食うという、わずか3行の記述から、この物語が生まれました。山田三郎さんの生き生きとした挿絵をいただいて喜びました。

●作家をめざすひとへのメッセージ
まず好奇心を持つこと。不思議がる心を失わずにいてください。

神沢利子さんの最新刊

やさいのともだち
石倉ヒロユキ/絵
ひさかたチャイルド/刊


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<絵本town特集>にしかわおさむさんのデビュー作

特集・あの作家さんのデビュー作!, 絵本作家さん No Comments


にしかわおさむ
さん

にしかわ・おさむ

tobe.jpg

『とりかえっこをしたトーベルとヤーゲル』
1977年/フレーベル館
*現在お取り扱いできません

デビュー作の思い出
生まれて初めての自作絵本とは言え何と未熟きわまりない作品でしょう。
今ながめても赤面冷や汗の流れる思いです。当時はただうれしいばっかりで苦労をしたと言う実感はありませんが、こんな作品でも出してくださった出版社や担当の編集の方にはあらためて感謝をもうしあげたいですね。

●にしかわおさむさんの最新刊


こねこのレイコは一年生
ねぎしたかこ/作
のら書店 /刊


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<絵本town特集>今井彩乃さんのデビュー作

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いまいあやのさん
いまい・あやの


『The 108th Sheep』
2006年/Bloomsbury

『108ぴきめのひつじ』
2011年/文溪堂

デビュー作の思い出
この絵本のもとになった作品は、2003年にボローニャ絵本原画展に入選した絵で、当時は5枚しかありませんでした。その時、原画展をイタリアで見たという、イギリスの編集者が連絡をくれて本にすることになりました。ストーリーはおおまかに決まっていたので、そこから一緒に練り上げていき、絵本作りについて何も知らなかった私は場面割やデザインのことなど、教えてもらいながら場面を描き足していき、3年かかって出版されました。原画は黄土色の背景に鉛筆画というシンプルなものだったので、デザイナーが入れてくれた赤の枠や文字、選んだフォントや紙によって、こんなに本にしたときに印象がかわるのかとびっくりしました。自分の生まれたイギリスで、初めての自分の絵本が形になった事は、とにかくうれしかったです。

●作家をめざすひとへのメッセージ
自分のことを思い返してみてもそうですが、子ども時代に読んだ読みものは、そのひとの記憶に深く関わることになるので、そういった仕事に携われるのは大きなことだと思います。その気持ちを忘れずに、いつもできるだけ良いものを作ることを目指して頑張りたいですね。

いまいあやのさんの最新刊


ベルナルさんのぼうし
BL出版/刊


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<絵本town特集>かとうあじゅさんのデビュー作

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かとうあじゅさん
かとう・あじゅ

『じっちょりんのあるくみち』
2011年/文溪堂

●デビュー作の思い出
数ミリの小さな主人公と人間の暮らしを同時に描く事の難しさや、想像の町を一から作り上げる事などなど。苦労は沢山ありますが、壁にぶつかった時、きっと数日後の自分が何とかしてくれてる、と思ってやっていました。
制作過程で新しい描き方など、楽しい発見も多く、この作品は私の原点になりました。

●作家をめざすひとへのメッセージ
未だ自分をプロだとは思っていませんが、絵本作家を目指してる時点で、プロだったらこうするだろうって、プロ意識を常に持つようにしていました。なんといっても自分自身はごまかせませんからね、今 楽をしようとしたでしょ? とかバレバレですから。
作り上げるものと向き合い突き進むかっこよさに、プロの方も、そうでない方も、大差はないと思います。

かとうあじゅさんの最新刊


じっちょりんのなつのいちにち
文溪堂/刊


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