flyは英語で「飛ぶ」であり「ハエ」であり……

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こんにちは。ブッククラブの森です。
「子どもの本の定期便」ブッククラブ・絵本の本棚から、
英語絵本「P1コース」で3月にお届けした絵本をご紹介します。

★春らしい虫の絵本です★

Fly!
Karl Edwards/文  Karl Newsom Edwards/絵
Alfred A. Knopf Books/刊
2,333円(税込)

今回の絵本は、春らしい虫のお話です。
主人公がハエの子どもというユニークな内容です。

まだ空を飛んだことがない子バエ。
ミミズはクネクネした動きを、バッタはジャンプのやり方を、
そして、蝶やトンボは飛び方をおしえてくれました。
はたして子バエは空を飛ぶことができるのでしょうか?

「ハエ」というと一瞬身構えてしまいますが、
この絵本のイラストはとてもかわいらしく描かれており、
親しみやすく感じることができます。

単語を声に出してみたり、虫たちの動きをまねしたりするのも
この本のたのしみ方のひとつです。

本の後ろには、昆虫図鑑のように、登場した虫たちも
まるで写真のように描かれています。
これからの春のお出かけ時にも見かける機会が多い虫たちを
ぜひ探してみてはいかがでしょうか。

ネズミとカエルの共作です!?

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こんにちは。ブッククラブの高橋です。
「子どもの本の定期便」ブッククラブ・絵本の本棚から、
英語絵本「P2コース」で3月にお届けした絵本をご紹介します。

★作者はネズミ&カエル?★

By Mouse & Frog
Deborah Freedman/作
Viking Books/刊
2,479円(税込)

ある朝、とっても早起きしたネズミ。
いままでにないスゴい物語を書こうと、思いつきます。
「むかしむかし、あるところに……」と、書きはじめたところに
仲良しのカエルが登場。物語の続きを勝手につくりはじめます。
はじめは、一つひとつ訂正していたネズミでしたが
とどまることなく話し続けるカエルに、とうとう
「やめて!」と、大声を出してしまいます。
手伝いたかっただけなのにと、しょげるカエル。

物語はふり出しに戻り……。
さぁ、ネズミは自分の物語を完成させることができるのでしょうか。

ヴィヴィッドな緑色のからだに、表情もしぐさも元気いっぱいなカエル。
かたや、淡いペールグレーの丸っこいからだに、おだやかな顔のネズミ。
見るからに性格が違いそうなこのふたり。
でも、違うからこそかえって気が合うのかもしれませんね。

まるで、バムとケロや、がまくんとかえるくん、いぬとくま、といった
仲良しコンビをほうふつとさせるこのふたり。

本の奥付では、ふたりが作者の名前(Deborah Freedmanさん)を
“Mouse + Frog”に書き換えるシーンも。
作者のあそびごころと、このコンビへの愛情を感じます。
2015年に出たばかりのこの作品。
ぜひ、これからのシリーズ化を期待したいものです。

クレヨンハウス40周年関連イベント 「だっこだっこ会」開催!

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みなさん、こんにちは。編集部の長谷川です。
クレヨンハウスから新刊絵本『だっ こ だっこ』が発売しました!
「行ってきます」の前にも「ただいま」の後にも、
叱ったり叱られたりした後にも「だっこだっこ」。

主人公の子が、おかあさんやおとうさんだけでなく、
いろいろな大人にだっこされていくのがまた、いいなあと。
フランスの絵本ですが、洋服の柄をよく見ると……
おや、千代紙柄? なんだか親しみを覚えます。

さて、この絵本を読みながら、やっぱりだっこはいいな、
だっこのよさをもっと伝えたいな、と思っていましたら……
「こどもビームス」さんも、だっこに真剣でした!

なんとBEAMSさんもクレヨンハウスと同じく今年40周年ということもあり、
一緒にイベントを開催することになりました!

4/3(日)に代官山で、「だっこはいいねぇ」というお話を
『整体的子育て』シリーズやクーヨンでおなじみの
整体ボディワーカーの山上亮さんにしていただきます。
お子さんをだっこしていらっしゃいませんか?

>4/3開催「だっこだっこ」会についてのご案内

だっこだっこ
マリカ・ドレ/作 青山花/訳
クレヨンハウス/刊
1,512円(税込)

今夜はだれと眠ろうか

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こんにちは。ブッククラブの横山です。
「子どもの本の定期便」ブッククラブ・絵本の本棚から、
英語絵本「P3コース」で3月にお届けした絵本をご紹介します。

★扉のむこうは動物園★

The Way to the Zoo
John Burningham/作
Candlewick Press/刊
2,333円(税込)<翻訳版>

『シルヴィーどうぶつえんへいく』

たにかわしゅんたろう/訳
BL出版/刊
1,620円(税込)今回ご案内するのは、ジョン・バーニンガムのとびきり愛らしい絵本。
動物たちがたくさん登場して、ページをめくるのがたのしい1冊です。ある日、寝室の壁に見慣れぬ扉を発見したシルヴィー。
その扉のむこうにあるのは、なんと動物園!その日から、シルヴィーは寝室に動物を連れてきて、一緒に眠るようになりました。
小グマや色とりどりの鳥たちと一緒にベッドで眠ったり、
ペンギンとお風呂に入ったり……。
なかには悪さをする動物もいましたが、動物とのお泊り会は夢のよう!
しかしある日、困ったことが起こります。P3コースの本なので、多少複雑な言いまわしがあるものの、
文章量はやや少なめです。
絵もたっぷりボリュームがあって比較的読みやすくなっていますので、
いつもはもう少し簡単なご本を読まれている方も、ぜひチャレンジしてみてくださいね。

■浦中こういちさんのあそび歌&絵本ライブ!

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こんにちは、編集部の滝西です。
3月に入り、やっと少し暖かくなってきたでしょうか。
きょうは、参加すれば温まる(どころか熱くなる!?)浦中こういちさんのあそび歌&絵本ライブのご報告とお知らせです!

去る2月28日、クレヨンハウス東京店にて、浦中こういちさんの「あそび歌&絵本ライブ」を開催しました。

準備のときからたのしそうな、浦中さんと子どもたち。

絵本『バナナをもって』にはじまって、あそびうた、パネルシアター、『浦中こういちの紙皿シアター くるくるポン!』に、にんじゃのおめんづくりとダンス、最後は絵本『キャベツをもって』『ケーキをもって』を読んでもらいました。

「おにぎりの具は何かな?」「うめぼし!」「しゃけ!」「とりそぼろ!」
「かばくんのおうちはここかな?」「そこはぶたさん!」
と、元気な声が飛び交う1時間でした。

東京店の次は、大阪店にて開催の予定です!
2016年3月13日(日)、11時と14時からになりますので、お近くにお住まいのみなさんは、ぜひお越しくださいね。
お待ちしています!

バナナをもって
浦中こういち/作
クレヨンハウス/刊
定価1,000円

浦中こういちの紙皿シアター くるくるポン!
浦中こういち/作
クレヨンハウス/刊
2,500円(税込)

■何を待っているの?

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こんにちは、ブッククラブの横山です。
「子どもの本の定期便」ブッククラブ・絵本の本棚から、
2月の英語絵本「P2コース」でお届けした絵本を紹介します。

◆『Waiting
Kevin Henkes/作 
Greenwillow Books/刊
2,624円(税込)

★窓辺で待つのはなあに?★

フクロウに、傘を持った子ぶた、カイトを持ったくま、そりにのった子犬、
そして星の模様の入ったじゃばらのうさぎ。
この一見ばらばらの5つの置物たちは、それぞれ窓の外をたのしみに待っていま
した。
フクロウは外に見える月を、子ぶたは雨、カイトを飛ばしたいくまは風、そりあそびの
子犬は雪。
でもうさぎだけは特になにも待っていませんでした。
仲間たちが雨や月に喜ぶようすを一緒にたのしんで、いくつもの季節を一緒に過ご
し……。
そこに入ってきた新入りのねこは、うさぎと同じように特になにも待ってはいない
ようでしたが……?

置物だけに、なんとも静観というか少し哲学的な雰囲気のある5人組。
それぞれのたのしみを待ちながらも、ときに仲間が増えたり減ったとしても
ただただ受け入れていく姿は不思議な魅力があります。
新入りのねこはなにやらひみつがありそうですが……。

2月も終わりとなれば、待ち遠しいのは春ですね。
少しずつ近づいてくる春の訪れを5人組たちのように、
そっと待ちたいですね。