■雪の中で迷子になっちゃった!

英語絵本 No Comments

こんにちは。ブッククラブの森です。
「子どもの本の定期便」ブッククラブ・絵本の本棚から、
英語絵本P1コースで2月にお届けする絵本をご紹介します。

今回の絵本は、雪の日の本です。

★親子の絆を感じる、こころあたたまる冬のお話★

No
Claudia Rueda/作
Groundwood Books/刊
2,770円(税込)

<翻訳版>
やだよ
うのかずみ/訳
西村書店/刊
1,296円(税込)

森の動物たちは冬じたくをはじめますが、
外あそびが大好きな子グマは、おかあさんクマの言うことも聞かずに
雪の中大はしゃぎ。ふぶいていてもへっちゃら!
と、元気よくでかけていきます。しかし、子グマが気がつくとあたりはまっ白!
迷子になってしまいます。
はたしておうちに帰ることができるのでしょうか?

ページをめくるごとに雪が降り積もっていき、吹雪になっていくところは、
見ているだけでも、まるでその場にいるかのように寒くなってきます。

おかあさんクマはやさしく、子グマは元気いっぱいにと、
雰囲気を出しながら読むのもいいですね。

雪のなか、おかあさんクマと子グマの絆がよりいっそう
あたたかく感じられる本です。

■もうひとつの視点、もうひとつの道

英語絵本 No Comments

こんにちは。ブッククラブの高橋です。
「子どもの本の定期便」ブッククラブ・絵本の本棚から、
英語絵本P3コースで2月にお届けする絵本をご紹介します。

★祖母に教わる世の中の見方★

Last Stop on Market Street
Matt De La Pena/文
Christian Robinson/絵
G.P. Putnam’s Sons Books/刊
2,479円(税込)

CJと祖母は、日曜日の礼拝のあと、いつもボランティアのため
バスでマーケット通りへ向かいます。
雨に濡れながら出かけることに、不満をつのらせるCJに
のどの渇いた木が水を飲んでうれしそうね、と言う祖母。バスに乗ると、いろいろなひとたちに遭遇します。
盲目の男性を見て、
なぜあのひとは目が見えないの?と、聞くCJ。
祖母は、ものごとを見るのに必要なのは、かならずしも目ばかりではない
と、おしえてくれます。いよいよマーケット通りに着いたふたり。
落書きや、崩れた歩道を見て
ここはどうしていつも汚いの?と、たずねるCJ。
これに対する祖母の答えは……。

お気づきのとおり、CJの祖母は
ものごとをいろいろな角度からながめることができ
美しい面やすぐれた面を見つけ、賞讃できるひと。
こんな祖母に見守られて育つCJは、
きっとこころ豊かな大人に成長することでしょう。
この姿勢にならえば、わたしたちの日常を取り巻く不満や憂いは薄れ
世の中は、もっと美しく驚きに満ちていることに気づかされそうです。本作は、今年のコルデコット賞オナーとニューベリー賞を受賞。
話題の一冊を、ぜひいち早く読んでみませんか。