■一緒に探しに行こう!

英語絵本 No Comments

こんにちは。ブッククラブの早崎です。
「子どもの本の定期便」ブッククラブ・絵本の本棚から、
英語絵本P3コースで5月にお届けする絵本を紹介します。

◆『Can I Come Too?
Brian Patten/文
Nicola Bayley/絵
Peachtree/刊
2,479円(税込)

<翻訳版>
いっしょにいってもいい?
なるさわえりこ/訳
BL出版/刊
1,620円(税込)

★ちいさなネズミの大きな冒険★

ある日、ちいさなネズミは冒険に出る決心をします。
その目的は“世界でいちばん大きな生きもの”を見つけること。

はじめに出会ったのは自分よりも大きいカエル。
世界でいちばん大きな生きものかと尋ねると、こたえは「No」。
カワセミ、ネコ、イヌ、ヤギ、トラなど、
次々と大きな生きものを見つけては尋ねますが、世界一には届きません。
声を掛けられた動物もみな世界一の生きものに興味をもち、
「Can I come too?(一緒に行ってもいい?)」と言って、仲間に加わりますが……。

登場する動物たちの愛くるしい表情と好奇心いっぱいの瞳に、
ページをめくるたびについつい頬が緩んでしまいます。
こんなにかわいい動物たちから、
「Can I come too?」なんて言われたら、
「Of course!」と元気よく答えてしまいそうです。

絵本を読み終えた頃には、みなさんも好奇心をくすぐられ、
世界でいちばん大きな生きものを見に行きたくなるかも!?

■はじめての洋書絵本に!

英語絵本 No Comments

こんにちは、ブッククラブの横山です。
「子どもの本の定期便」ブッククラブ・絵本の本棚から、
4月の英語絵本「P1コース」でお届けした絵本を紹介します。

◆『Brown Bear, Brown Bear, What Do You See?
Bill Martin Jr./文 Eric Carle/絵
Henry Holt & Company/刊 
2,479円(税込)

<翻訳版>
くまさんくまさんなにみてるの?
偕成社編集部/訳
偕成社/刊
1,080円(税込)

★ちゃいろのくまさん、なにみているの?★

新年度がはじまる今月のP1コースは、人気作家の絵本をお届けします。

「Brown Bear, Brown Bear, What Do You See?」と呼びかけられたくまさんがみ
ているのは赤い鳥、
あかい鳥は何を見ているのかな? あかい鳥が見ているのは黄色のアヒル、
そしてアヒルが見ているのは……?

ページをめくるたびに登場する画面いっぱいの動物たち。
エリック・カールさんが描く、色鮮やかでどこかユーモラスな表情がたのしいですね。
文章は、動物の名前と色が入れ替わるくり返しの文章で、
ちいさな子どもたちでもすぐに覚えて一緒にたのしめそうです。
質問の呼びかけとその答え、という構成になっているので、
読み分けをするのもいいですね。

はじめて手にする洋書絵本としてもぴったりの一冊、
翻訳版を読んだことがある方も多いのではないでしょうか?
英語絵本は読んだことがない、という方も、この一冊から英語絵本をはじめてみては?

■図書館なんて……大好き?

英語絵本 No Comments

こんにちは。ブッククラブの早崎です。
「子どもの本の定期便」ブッククラブ・絵本の本棚から、
英語絵本P3コースで4月にお届けする絵本を紹介します。

今月は、はからずも3コースすべてにクマが登場します。
みなさんはどのクマがお好みでしょうか!?

◆『A Library Book for Bear
Bonny Becker/文
Kady MacDonald Denton/絵
Candlewick Press/刊
2,479円(税込)

★図書館ってどんなところ?★

短気で理屈ぽいクマと、陽気でマイペースなネズミ。
相反するようでいて、気の合うふたりのゆかいな日常を描いた、
人気シリーズの第4作目です。

ある朝、ネズミがやってきてクマを図書館に誘います。
蔵書の7冊だけで満足していたクマは気乗りがしません。
しかし、ネズミの押しの強さに根負けし仕方なく図書館へ。

ネズミはクマが好きそうな本を棚からたくさん選んできますが、
どれを見せても文句ばかりつけてきます。
ついにはネズミのしつこさに腹を立てたクマは、
図書館の中で大きな声をあげてしまいます。
すると、どこからか「静かに!」の声が……。

こだわりが強いクマにほとほとあきれてしまいますが、
あるできごとをきっかけにクマは図書館が大好きになります。
気になるひとはぜひ絵本を読んで確かめてみてくださいね。

ふたりの出会いを描いた『Visitor for Bear』もおすすめです。

■そこは一面のカラフルな世界!

英語絵本 No Comments

こんにちは。ブッククラブの高橋です。
「子どもの本の定期便」ブッククラブ・絵本の本棚から、
英語絵本P2コースで4月にお届けする絵本をご紹介します。

新緑が目に鮮やかな季節になってきました。
今月は、色をたのしむ絵本をお届けします。

★クマと一緒にいろんな色をたのしもう★

◆『Bear Sees Colors
Karma Wilson/文 
Jane Chapman/絵
McElderry Books/刊
2,479円(税込)

クマがネズミとおしゃべりしながら歩いていると
とつぜん、青い色が目にとび込んできました。
空を映した青い川、青い魚、青い草花、そして、ブルーベリー。

そこを抜けると、クマたちは野ウサギに出会います。
野ウサギがさし示した先は、一面、赤い世界。
まっ赤に広がる花畑、赤い鳥、赤いチェリーにラズベリー。

そこを抜けると、今度はアナグマに出会い、
アナグマが連れて行ってくれた先は、一面の黄色。
それは、おいしそうにしたたるハチミツの色。
これにはクマも大はしゃぎ。
さぁ、次に待っているのは、何色の世界かな?

動物たちのあいきょうあふれるかわいさと、
くり返しのたのしさがいっぱいの、この絵本。
英語絵本コース、ビギナーさんも、
いつのまにかクマと一緒にオドロキの声をあげているかも?

自然の中には、色がいっぱい。
春の光の中、いろんな色を見つけに出かけてみませんか。

■しあわせって何? フクロウに聞いてみよう!

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こんにちは。ブッククラブの早崎です。
「子どもの本の定期便」ブッククラブ・絵本の本棚から、
英語絵本P3コースで3月にお届けする絵本を紹介します。

◆『The Happy Owls
Celestino Piatti/作
NorthSouth/刊
2,624円(税込)

★フクロウ夫婦の語るしあわせとは★

あるところに、しあわせに暮らすフクロウの夫婦がいました。
くる日もくる日も仲睦まじく寄り添う2羽とは対照的に、
すぐ近くの農場で飼われているトリたちは、
飲んで食べて、それ以外はケンカをくり返すばかり。

あるとき農場のクジャクは、フクロウ夫婦を見て不思議に思います。
「なぜ、あのフクロウたちはケンカをしないのだろう?」と。
そこでトリたちを代表し、フクロウ夫婦にしあわせの秘訣を尋ねます。
クジャクからの問いかけに、フクロウ夫婦は農場のトリたちを集めると、
四季を愛でる平和な一年の生活を語りはじめますが……。

オランダの民話を題材にした本作は、
しあわせのあり方について深く考えさせられる一冊です。
物質的豊かさだけに幸福感を得ていては、農場のトリたちのように、
いつまでもこころは満たされないままなのでしょう。
しあわせのカケラは日々の平凡な暮らしの中にこそあるということを、
フクロウ夫婦はおしえてくれます。

■イースターキャットだっていいじゃない!?

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こんにちは。ブッククラブの高橋です。
「子どもの本の定期便」ブッククラブ・絵本の本棚から、
英語絵本P2コースで3月にお届けする絵本をご紹介します。

★イースターキャットでもいいんじゃない!?★

◆『Here Comes the Easter Cat
Deborah Underwood/文 
Claudia Rueda/絵
Dial Press/刊
2,479円(税込)

イースターが近づき、何やら不満そうなネコ。
わけをきくと、イースターでウサギばかりもてはやされることが
気に入らないようす。
そこで、自分も何かステキなプレゼントを子どもたちに配ろうと
思いたったようです。
ウサギよりも早く走れるバイクを用意し、ピカピカの衣装まで着込んで
やる気まんまん。
そこへイースターバニーのウサギがやってきて……。

この絵本のストーリーのベースとなっているイースター。
日本ではあまりなじみがないですよね。
イースターは、イエス・キリストが復活したことを記念する日。
毎年、春分のあとの最初の満月の次にくる日曜日に祝われています。
欧米では、クリスマスより重要な行事とみなされているようです。
そして、クリスマスにサンタクロースがプレゼントを配るように
イースターでは、イースターバニーが子どもたちに卵を配るとされています。

作者のDeborahさんは、ネコと暮らしているそう。
イースターバニーならぬイースターキャットなんて、ネコ好きならではの
発想ですね。

この主人公のネコ、里イモみたいにころっとしていて、コミカルな言動が
笑いを誘います。
この愛すべきネコを見ていると、習慣や由来はさておき、
イースターにはウサギではなく、イースターキャットでもいいんじゃない、と
思えてきます。

■切り絵の動物たちが躍動!

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こんにちは、ブッククラブの横山です。
「子どもの本の定期便」ブッククラブ・絵本の本棚から、
3月の英語絵本「P1コース」でお届けした絵本を紹介します。

◆『Move!
Steve Jenkins & Robin Page/作
Houghton Mifflin/刊
2,479円(税込)

★生きものたちの特徴的な「動き」に注目……★

3月は年度末。
今月はP1コースも読み応えたっぷりの一冊をお届けしました。

ページをめくってすぐに現れるのは、テナガザル。
ジャングルの木々にぶら下がってゆらりゆらりと移動します。
テナガザルは後ろ足を使って地面を歩くこともできますが、
千鳥のような鳥が歩くのは、スイレンの葉っぱの上。
鳥は魚を捕るため水に潜りますが、
潜るといえばシロナガスクジラ!
シロナガスクジラが潜るのは深い深い海……。

次々に現れる生きものたちは、カマキリのような見近なものから
アルマジロのようなあまりなじみのないものまで。
それぞれの特徴的な動き方が躍動感たっぷりに描かれます。
やわらかなテナガザルの毛並み、特徴的なヘビの模様など
生きものたちのリアルなテクスチャーは、切り絵の手法で表現されています。
よく見ると、シロナガスクジラに英字が印刷されたブルーの紙が紛れているのを
見つけたり、繊細なクモの足に使われているのはどんな紙かしらと
想像するのもたのしいです。

デザインに興味がある方へのプレゼントとしてもよろこばれるのではないでしょうか。
P1コースの本にしては、文章量が多めなのでむずかしく感じる方もいるかも
しれませんが、動物の名前や動き方を現す単語がほとんどなので、
読みはじめたら、思ったよりもスラスラたのしめますよ!

■どきどきのティータイムはいかが?

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こんにちは。ブッククラブの早崎です。
「子どもの本の定期便」ブッククラブ・絵本の本棚から、
英語絵本P3コースで2月にお届けする絵本を紹介します。

◆『The Tiger Who Came to Tea
Judith Kerr/作
Candlewick Press/刊
2,479円(税込)

< 翻訳版>
おちゃのじかんにきたとら
晴海耕平/訳
童話館/刊
1,512円(税込)

★お茶のじかんにやってきたお客さまとは……★

ある日、ソフィがおかあさんとお茶をしていると、
とつぜん呼鈴がなり、ドアを開けるとそこには大きなトラが。
お茶をご一緒したいと、礼儀正しくあいさつするトラを、
ふたりはこころよく家の中へ招き入れます。

トラは行儀よく椅子に座りましたが、とても空腹だったので、
お茶をポットから直接飲みほしてしまいます。
さらにサンドイッチ、ケーキ、ビスケットを次々と食べて、
しまいには家中の食べものすべてを食べきってしまいます。
そして、来たときと同じくトラは礼儀正しくあいさつすると、
そのまま帰っていきました。

トラの豪快な食べっぷりにはただただ驚かされます。
もしもトラがうちにやって来たらちょっと困りものです……。
しかし、ソフィとおかあさんは最後までトラをあたたかく受け入れ、
帰宅したおとうさんも驚くようすはなく、何ともふところの深い家族です。
お茶の時間を大切にするイギリスならではの“おもてなし”でしょうか!?

ぜひ、みなさんもあたたいお茶を飲みながら、
トラが繰り広げるゆかいなお茶会を一緒にたのしんでください。

■ゾウをスープにするって!?

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こんにちは。ブッククラブの高橋です。
「子どもの本の定期便」ブッククラブ・絵本の本棚から、
英語絵本P2コースで2月にお届けする絵本をご紹介します。

★落ち込んだときは、ゾウのスープ!★

◆『Elephant Soup
Ingrid & Deiter Shubert/作
Lemniscaat/刊
2,624円(税込)

そろそろ、スギ花粉のシーズン到来です。
ユーウツな気分になるひとも多いのではないでしょうか。
気分が落ち込んだとき、あなたはどうしますか。

この本の主人公のネズミは、
そんなときは“ゾウのスープ”にかぎると、言います。
用意するものは、大きな鍋に、野菜、そしてゾウ1匹。
つくり方はいたってカンタン。
まず、友だちを呼び集めると、大きな鍋に水をはり、捕まえたゾウを投入。
あとは、野菜を加えて、塩こしょうして煮込むだけ。
煮込むときは、ふたをするのを忘れないこと。
ゾウのスープ、いったいどんな味なんでしょうね?

ネズミがゾウをスープにする?
しかも、丸ごと1匹生きたまま?
どうやって捕まえるの?
いったい、何人分できるの?
頭の中は“?”マークでいっぱい。

こんな突拍子もないストーリーが
鮮やかな色と躍動感あふれる美しい絵で語られます。
“?”マークだらけの謎も、最後は笑いで吹きとんでしまいます。

ユーウツな気分のとき、これからは
『Elephant Soup』を読むにかぎる!
こうこたえてしまいそうです。

■ゾウさん親子の「おやすみなさい」

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こんにちは、ブッククラブの横山です。
「子どもの本の定期便」ブッククラブ・絵本の本棚から、
2月の英語絵本「P1コース」でお届けした絵本を紹介します。
今回はおやすみ前にぴったりな一冊です。

◆『Baby Bedtime
Mem Fox/文 Emma Quay/絵
Beach Lane Books/刊
2,624円(税込)

★おとうさんと一緒に、おやすみなさい★

おとうさんとあかちゃんのゾウの親子。
眠たいあかちゃんゾウをだっこして寝室に運びながら、
おとうさんはどんなにあかちゃんゾウを愛しているか
語りかけます。
きみのちいさなみみをたべちゃうぞ、
鼻もかじっちゃうぞ、なんておどけた調子で言いながら
一緒に眠る支度をしていくふたり。
夜が明けるまでお話をしてあげてもいいな、
歌をうたってあげてもいいな、
だけど、いまは眠る時間。

おやすみなさいの時間にぴったりな
淡いパステルカラーで描かれた
やさしさがいっぱいの絵本。
絵を描かれているエマ・クエイさんといえば、
『おやすみ、ぼく』を思い出す方もいらっしゃるのでは?
どちらも穏やかなしあわせに満ちた雰囲気は一緒ですが、
ふわふわの毛並みがリアルに描き込まれた『おやすみ、ぼく』の
オランウータンと、かわいらしくデフォルメされた『Baby Bedtime』の
ゾウの親子とはそれぞれ違った愛らしさがあります。

眠る前の絵本は何冊あってもいいものですよね、
2冊セットでプレゼントなんていうのもすてきです。

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