新学期・新生活がはじまって……

絵本つれづれ No Comments

ドキドキ・ワクワクではじまったはずなのに、
こんなはずじゃなかったと、
すでに立ち止まり、迷いかけている方におすすめします。

荒井良二さんのすてきな「黄色」が気持ちをラクにしてくれますよ。

ぼくのきいろいバス 『ぼくのきいろいバス』
荒井良二/作
学習研究社/刊
1,260円(税込)

「ぼく」は、きょう、隣町までひとりでおつかいに行く予定。
ドキドキしすぎて、今朝はすごーく早く目が覚めちゃった。

不安でいっぱいの「ぼく」のところへやって来たのは、おひさま色の黄色いバス。
もこもこ、にこにこ、「乗りなよ」って合図してくれたから、
思わず乗っちゃったら、大きな広場に連れて行ってくれたんだ。

そこには、穴を掘るひと、本を読むひと、サッカーをするひと、
いろんなひとがいろんなことをしていてね、
たのしそうに! 一生懸命! 

そんなみんなをじっと見ていたら、
不安なドキドキが、たのしいワクワクに変わっていったんだよ。

一生懸命の先からやって来るおひさま色の黄色いバス。
がんばりはじめたあなたにも、きっと来るはず!
 

『Goodnight,Me』、『おやすみ、ぼく』とあわせてたのしんで!

英語絵本, クレヨンハウス出版の絵本 No Comments

昨年末から絵本ブログでは話題にあがっていた『Goodnight,Me』
ついに翻訳本『おやすみ、ぼく』がクレヨンハウスより出版されました。

『おやすみ、ぼく』
◇アンドニュー・ダッド/文
◇エマ・クエイ/絵
◇落合恵子/訳
◇クレヨンハウス/刊
◇1,575円(税込)

ブッククラブでは6月のP1ようこそコース『Goodnight,Me』をお届け予定です。
英語に不慣れな方でも安心して読める1冊です。
ぜひ翻訳本とあわせておたのしみください。

それでは「子どもの本の定期便」ブッククラブ・絵本の本棚から、
4月の洋書「P1:ようこそコース」と「P3:どきどきコース」のご紹介です。

P1:ようこそコース『The Very Hungry Caterpillar』
◇Eric Carle/作
◇Penguin Group USA/刊
◇1,865円(税込)
※大型ボードブックとCDのセットです

翻訳版:『はらぺこあおむし』
◇もりひさし/訳
◇偕成社/刊 1,260円(税込)

★『はらぺこあおむし』って、英語でなんていうんだろう?
作者の朗読つきで読んでみよう♪★

大人気の『はらぺこあおむし』の英語版です。
本書は大型ボードブック版(頑丈なのがうれしい!)であり、
さらに作者のエリック・カールさん自身の朗読CDもついています。

日曜日に生まれたあおむしは、ちいさくてはらぺこ。
月、火、水、木、金、土と、どんどん旺盛に、
数々のものをたいらげていきます。
おなかもいっぱい、2度目の日曜日を迎えたあおむしは、サナギをつくりだし……。

作者お得意の色鮮やかなコラージュは格別です。
人気の秘密を原書でぜひお確かめください。

P3:どきどきコース『If You Give a Cat a Cupcake』
◇Laura Joffe Numeroff/文
◇Felicia Bond/絵
◇Harpercollins/刊
◇1,981円(税込)

★ネコにカップケーキをあげたら……まさかの展開に!!★

この本は、『If you give a mouse a cookie』
(翻訳版『もしもねずみにクッキーをあげると』
ではじまった人気シリーズの新作。待望のネコです!

アメリカの子ども同様、このネコもカップケーキに目がない。
しかしカップケーキをもらったとたん、
トッピングをつける→汚す→掃除→暑くなる→海岸に行く→
砂遊び→宝の山発見→宝運びに力不足自覚→ジム通い……。
あれよあれよと、「風が吹くと桶屋が儲かる」式の展開が奇想天外。

読み出したら止まらないこと間違いなし!

とびきりのイースターバニーをご紹介します!

英語絵本 No Comments

「子どもの本の定期便」ブッククラブ・絵本の本棚から、
4月の洋書「P2:じっくりコース」のご紹介です。

今月は、イースター(今年は4月12日でした)の前夜、
世界中の子どもたちに卵を届けるイースターウサギのお話です。

★今年のイースターもきっと・・・★

『The Country Bunny and the Little Gold Shoes』
Du Bose Heyward/文
Marjorie Flack/絵
Houghton Mifflin/刊
1,748円(税込)

  翻訳版
  『ふわふわしっぽと小さな金のくつ』
  羽島葉子/訳
  PARCO出版/刊
  1,631円(税込)

ウサギの世界では復活祭の日に、
イースターウサギが世界中の子どもにイースターエッグを届けます。
そのウサギになれるのは選び抜かれた、賢く親切で足が速い5匹のみです。
その一員になりたかった「ふわふわしっぽ」は、
いまや21匹もの子どもたちに囲まれて手いっぱい。
その夢をほとんどあきらめかけていました。
ところが、1匹欠員が出て、その選考会に出てみたら……・。
夢をもち続けた母ウサギの、自己実現の物語。

イースターウサギの選考基準として、賢く親切であることに加えて
足の速さが挙げられていることに思わずクスリと笑ってしまいました。
でも、わずか5匹で世界中の子どもたちに卵を配るわけですから、
当然といえば当然ですね。

今年のイースターもきっと、母ウサギはちいさな金の靴をはいて、
どのウサギよりも早く子どもたちに卵を届けてまわったことでしょう。