2009/5/29 金曜日
早崎 :ブッククラブ
英語絵本
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「子どもの本の定期便」ブッククラブ・絵本の本棚から、
5月の洋書「P1:ようこそコース」と「P3:どきどきコース」のご紹介です。
★ 『がまくんとかえるくん』に匹敵する新コンビ、しゃれた会話で生きた「英会話」を★
仲良しコンビの“いぬ”と“くま”が繰り広げる
ユーモアたっぷりのエピソードが3話収録されています。
ほとんどがふたりの会話なので英文も読みやすく、
日常でも使えることばがたくさん出てきます。
直感型で、ちょっと自己チュウの“いぬ”と、
思考型で、気配りができる“くま”。
対照的でありながらも、息の合ったやりとりが格別です。
甘いだけではない、アートの香りも漂う本書は、
大人のおめがねにもかなう一冊です。
タイトルを直訳すると「だれにも属さない犬」。
それは自由なはずなのに、犬とひとは、一緒にいたい関係があるようです。
まるで大雨に運命の糸をたぐり寄せられたように、
それぞれ別の道を歩いていた子犬と少女の人生が、
ある嵐の日にぴったり重なります。
アメリカの西部開拓時代の風景と、セピアがかった水彩画の色合い、
そして端正な文が、この出会いの物語を感動的に盛り上げます。
2009/5/28 木曜日
日景 :編集部
クレヨンハウス出版の絵本
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木々の緑も、陽射しも、初夏の陽気です。
森のなかへ、でかけたくなりますね。
先週末から、安曇野・もりのおうち絵本美術館で、
たのしい展覧会がはじまりました。
森と絵本に出会う旅はいかがですか?
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動物と音楽のファンタジー絵本原画展
2009/5/22(金)~2009/7/14(火)
岡田淳 作・絵 『ネコとクラリネットふき』(クレヨンハウス)
たしろちさと 作・絵 『おんがくかいのよる』(ほるぷ出版)
石田真理 作・絵 『オオカミくんはピアニスト』(文化出版局)
もりのおうち絵本美術館
http://www.morinoouchi.com/exhibition/index.html
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『ネコとクラリネットふき』
岡田淳/作
クレヨンハウス/刊
1,260円(税込)
「ぼく」のふくクラリネットの音をきくと、
からだがどんどん大きくなっていく、
ふしぎなネコ。 |
この絵本、ネコ好きや音楽好きの方から、よく、
「だいすきな絵本なんです」という声をいただきます。
作者の岡田淳さんも、ご自分でこの絵本を読まれるとき、
ご友人のクラリネット奏者の録音を流すこともあります。
クラリネットの音を入れて、絵本を読みたいのですが……
というお申し出も、とてもたくさんあります。
ときには、プロの演奏家の方からも!
岡田さんからのご要望もあり、
どんな曲をあわせてくださっているのか知りたいので、
録音テープなどを送ってくださいと、お願いしています。
ときおり、ぷっくりまるまるふくらんだネコを見かけたら、
それはだれかが、クラリネットの音をきかせているのかも……。
2009/5/19 火曜日
高橋 :ブッククラブ
英語絵本
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「子どもの本の定期便」ブッククラブ・絵本の本棚から、
5月の洋書「P2:じっくりコース」のご紹介です。
今月は、お調子者のガチョウ・ペチューニアがくり広げるお話です。
明るく笑って、五月病なんか吹き飛ばしちゃってください!
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★ 「本」の本当の意味を、「ガチョウのペチューニア」と学ぶ★
『Petunia』
◇Roger Duvoisin/作
◇Random House/刊
◇1,915円(税込)
翻訳版『がちょうのペチューニア』
◇まつおかきょうこ/訳
◇冨山房/刊
◇1,470円(税込)
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ヒトたちがたいそう大切にしている「本」なるものを、
ガチョウのペチューニアが手にしたことからはじまる物語。
本を得てからのペチューニアは、
それを持っただけで賢くなったようで誇らしく、首がどんどん伸びます。
堂々として見えるペチューニアに、自然と農場のほかの動物たちが助言を請いますが、
その助言ときたら……。
自分も文字どおり痛い目にあい、
「本は持っているだけでは賢くならない」ことをペチューニアは学びます。
本を手にしてからのペチューニアの、ツンとあご(くちばし?)を突き出し、
悦に入った表情が、みものです。
愚かだけど、ユーモラスでどこか憎めないペチューニア。
どうかあまりおりこうさんにならないでね、と願わずにはいられません。
2009/5/15 金曜日
武田 :出版販売部
クレヨンハウス出版の新刊, クレヨンハウス出版の絵本
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クレヨンハウスの絵本最新刊、『おやすみ、ぼく』。
うれしいことにいま、全国の書店さんからたくさんの追加注文をいただいています。
みなさまの手元にも届いていますでしょうか。
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2006年オーストラリア・ストーリータイムブック賞受賞作品
『おやすみ、ぼく』
アンドリュー・ダッド/文
エマ・クエイ/絵
落合恵子/訳
クレヨンハウス/刊
1,575円(税込) |
先日母の日に、この絵本をプレゼントしました。
母は前から足を痛めているのですが、
「このオランウータンのぼうやみたいに、『きょうも足痛い、疲れたー』じゃなくて
『きょうもがんばって歩いてくれてありがとう』と思えばいいのよね~。
いやー疲れてる大人にすごくいい絵本ね(笑)」
と、よろこんでくれました。
なんだか当たり前のことに感謝の気持ちが
ふっと生まれるあたたかな絵本です。
今週日曜日には、なんとあのSMAPの稲垣吾郎さんが
『おやすみ、ぼく』を朗読予定なのです!
お時間が合う方、ぜひご覧ください。
5月17日(日)朝5:45~6:00
フジテレビ「忘文 わすれぶみ」「今日の絵本」コーナー
稲垣吾郎さん(SMAP)が、手紙と絵本を朗読する番組です。
2009/5/14 木曜日
吉原 :編集部
クレヨンハウス出版の絵本
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こんにちは、編集部の吉原です。
きょうは、つい先日版権を取得したばかり、
ホヤホヤの絵本をご紹介させてください。
『FRU SKRACK』というタイトルは、スウェーデン語です。
「ミセス・ホラー」といったところでしょうか?

絵を見て気づいてくださった方もいるかもしれません。
そうです、こちら、『おばけのめをみて、おとうとうさぎ!』の新作なんです。
連休中の「上野の森親子フェスタ」でも、
『おばけのめをみて、おとうとうさぎ!』は、
大人より、子どもたち自身が手に取ってくれたそうです。うれしい!
新作は、出る出るとは聞いていて、
先日のボローニャブックフェア会場でやっと手にすることができました。
ブックフェアで気になった本は、たいてい後日送ってもらうのですが、
「この本は早くみんなに見せたいから、持って帰りたいんだけど……」
と頼んだら、先方出版社の担当さんは、
「オーケー、最終日ならあげられるワ。予約しておくから取りにきて!」
と言って特大のホチキスを取り出し、わたしの名刺を絵本にバチーン!
そしてまた展示の棚へポン。
大胆な「予約」に少々たじろぎつつ、無事に持ち帰ったしだいです。
今度のお話では、おとうとうさぎはおばあちゃんの家に行き、
こわ~い「ミセス・ホラー」に会ってしまいます。
おとうとうさぎがどんなふうに切り抜けるのか……
ハロウィーンに間に合うように編集しますので、たのしみに待っていてください。
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スウェーデンの子どもたちによる本の人気投票
「BOKJURYN」で、2007年度の第1位!
『おばけのめをみて おとうとうさぎ!』
ヨンナ・ビョルンシェーナ/作
菱木晃子/訳
クレヨンハウス/刊
1,470円(税込) |